2013年03月27日

WHITE ALBUM2の話にかこつけて丸戸作品への個人的な好みについて語る

 1月にPS3版を購入してクリアし、今朝エロゲー批評空間にも レビューを投稿しました。レビューはこちら。  
この作品は丸戸史明氏がシナリオを担当されているということで、
前評判も高かったですし、発売後の評価も非常に高かった。
三角関係モノで暗い作風のものはさほど好みではないので、
自分の中での購入優先順位は高くなかったんですが ずっと気にはなっていまして、
PS3でICとCCがまとまった移植版を発売するということで いい機会だったので購入した、という次第です。
PS3版ならトールケース1本で済むから、 2本に分かれてて箱も大きいPC版よりもかさばらないですしね。
まあそんなこと言い出したらPCのDL版買うのが一番かさばらないんですけどもw  

詳しい感想はレビューの方に書きましたが(すごく感想文チックなレビューになってしまった…)
自分はとにかく小春ルートがすごく気に入りました。
後輩キャラっていう属性がすごく好きっていうのも大きいんですが、 何より、
主人公と似たもの同士っていうのがすごく面白かったです。
いやあ萌えたなあ、 底なし沼みたいにどんどん破滅的な方向に向かうシナリオも見応えがありましたしね。  

このルートでおなかいっぱいになってしまったせいで、ほかのルート、
特に膨大なボリュームを誇る本筋を読むのがちょっと疲れてしまった、というのが正直ありました。
ただ全体的に本当によくできた作品だったと思います、
あれだけの評価を得ているのもすごく納得がいきましたし。  

ただやっぱエロシーンありきの作品だったのかなー、という風に、
PS3版をやっていると感じなくもなかった。
特に麻里ルートはすっ飛ばされることが頻繁にあって混乱することもありましたし。
何より、丸戸氏はエロをシナリオに組み込んだり
キャラの魅力を引き出す方向に活かすのが上手いですからね。
PC版なら本作でもそういう良さが楽しめたのかなあ、とは思いました。

自分はエロゲを買う際、追加シナリオ有りのコンシューマ移植版が出ているならそちらを選択することが多く、
実際過去にも『Fate/stay night』や『星空☆ぷらねっと』などでもそうしてきました。
だけど今回ばかりは不正解だったかな、と思ってたりします。
とはいえ、疲れてしまったので改めてPC版をやろうという意欲はちょっと湧きませんが…
いやあホント長いゲームだった。
面白かったから最後までできたけど、 凡庸な内容でこのボリュームだったら間違いなく投げ出していた。  

ちなみに、この作品が好みだったかといわれると、
あんまり肌には合わなかった、というのが正直なところです。
ここまで褒めておいて何ですけども。
もともと丸戸氏の作品は肌に合わないことが多かったのですが (『パルフェ』『フォークロアジャム』は特に苦手でした)
『世界で一番NGな恋』はすごく楽しめて、丸戸作品でも好きになれるものがあるということが 分かったため、
ホワルバ2も大丈夫かもしれない! ということで手を出してみたわけですが、
雪菜の性格的な嫌らしさや心理描写のテキスト的なしつこさなど、独特のクセがやはり合わなかった感じ。  

でも、いつも思いますが、合わないと思いつつ最後までキッチリとプレイしてしまっているし、
面白いとも感じているわけで、そこは本当に凄いと思います。
合わないと感じている人間にも面白いと感じさせてくれるというのは、
純粋に質がすごく高いということに他ならないですし。  

ともあれ、2週間あまりの長い時間にわたってプレイすることになり、 かなり疲れましたが
楽しめもした作品でした。 小春ルートの存在だけでも良作認定するに値するし、プレイしてよかったです。

15:31|この記事のURLコメント(0)トラックバック(0)ギャルゲー  このエントリーを含むはてなブックマーク  mixiチェック

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