2013年04月

2013年04月30日

4月に買ったエロゲとかゲームとか

今月購入したエロゲは、写真の通りです。
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ぶるぶる(Grand Cru)
ブルマは好きです。抜きゲーなら尚更です。しかも妹ゲーでもあるようです。
絵柄も好みで、金髪の子が目当てで買いました。低価格作品です。

戦極姫4遊戯強化版(げーせん18)
戦極姫4のアペンドディスクで、羽柴家側の関ヶ原ルートと 毛利ルートを追加し、
さらにシステムに改良を加えてあるようです。  


これだけなのかって?  
これだけなのですよ。
本当は他にも買う予定のゲームはあったんですけど、 全部5月以降に飛んでいったんじゃい……
このブログの右側にバナーを貼ってある『逃避行GAME』が本当は 本命のつもりだったんです。
このメーカーの前作の『ひよこストライク!』がすごく良い作品だったので
新作もすごく期待して待っていたのですが、4月から逃避行していってしまいました。
しかもマスターアップ後に延期発表という、 一度安心させてから絶望を味わわせるという非道。
おまけに発売日は5月。
5月なんてグリザイアの楽園とかもあるのに! どっち先にやればいいんじゃあ!  


まあ文句を言っても過ぎたことは仕方がありません。
とりあえず今月買った2本について…… ぶるぶるについては特に言うことはないんですが、
戦極姫4遊戯強化版については、多少わだかまりを抱えつつの購入でした。
戦極姫4のメインルートは関ヶ原が題材だったんですから
普通の感覚なら、無印の段階でルート分岐するようにして 入れておくものなんじゃないかなあ
って思うんですけどね。
東西どちらにつくかの選択も関ヶ原ゲーの面白さだと思いますし。  
しかも毎回のことだけど遊戯強化版は高い。5000円もするのです。
これは壱之巻と銘打ってありますが、もし弐之巻が出たとしたら
それも買ったら遊戯強化版だけで本体とほぼ同額の出費になるではないですか。
うーんこの商法……  

とはいえ、さかのぼって考えればシステムソフトは天下統一Ⅱの時も
けっこう高いパワーアップセットとか出してたから 伝統と言われてしまえばもう仕方ないんですけども。
20年前の話ですが。
まあ文句ばかり言ってても仕方ないので楽しもうと思います。
なにしろ羽柴ルートは、ちゃんと本編の徳川ルート同様、
新城舞氏がシナリオを担当されているようなので、クオリティには期待できるし。
もう一方の毛利家ルートも、キャラが魅力的だから普通に楽しみです。
でも、できればマイナー大名の追加も欲しかったかな。
戦極姫4ってマイナー大名のシナリオが無いんですよね、
このシリーズってわりとそのへんも魅力だったと思うので次はそのへんを 期待したいなと思います。  


あと一般ゲームですがこんなシューティングゲームも買いました。  
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カラドリウス(MOSS)  

あの雷電Ⅲ、Ⅳを制作したMOSSの新作シューティングですね。
これはちょっと楽しみにしてました。
ダメージを与えるとボスの女性キャラの服がビリビリ破けるシステムとか。
あと自機のキャラもミスすると服が破けるんですよ!
なのでギャルゲー的にも楽しめるかな、と期待してました。  

で、実際やってみると、そんな萌え要素入ってるくせに ずいぶん硬派なシューティングでした。
すでに30プレイぐらいやってますが、これかなりムズいですね、 いまだに4面が越せませんw
つーか普通にシューティングとしてパターン作りが面白くて、 ドハマリしちゃってます。
やってると熱中して、いつのまにか脱衣とかどうでも良くなっているし……
これ出来はかなりいいですよ。 キャラバランス悪いけど(真ん中の赤いお姉さん弱すぎ)

弾の質感とかが雷電Ⅳそっくりだし、敵のパターンを覚えてだんだん
先に進めるようになる達成感が、しっかり雷電Ⅳの感覚を受け継いでる気がする。
脱衣は脱衣で、それなりに萌えますし、いろいろと楽しいですね。  

ところで3人いる主人公のうち一人だけ男キャラ(BL風の美形)がいるんですが
彼もダメージ受けると服破けるんですけど、 見てると何だか微妙な気持ちになってきますね。
なんか女性キャラの脱衣よりもドキドキするのは何故なんだろうなあ……
というかこれは女性ウケでも狙ってるのでしょうか
しかも彼、性能いいから攻略的には普通に使いたいから困るw  

それにしても5月には怒首領蜂最大往生も出るし、
この春は360のシューティングは充実してて良い感じですね。
関係ないけど雷電といえばバイパーフェイズ1も箱に移植してくれないかなあ
ライデンファイターズシリーズも移植したんだしなんとかして欲しいなあ。  


そんな感じです。 今はカラドリウスを廃プレイしつつ、たまにエロゲやってる感じですね。
今月は新作に時間がかからなそうなので、積みゲーもたくさん崩せそうな気がする。

2013年04月26日

エロゲーとの出会い その2

 前回http://blog.livedoor.jp/houtengageki_es/archives/139491.htmlの続きです。

 ●初めて陵辱ゲーを購入した話(後半)  

意を決して受話器を手に取り、番号をプッシュ。 数回のコール音ののち、電話に出たのはお姉さんでした。
なんで女性なの? ねえなんで? 今でも疑問ですけど仕方ありません。
とにかく「あの、通販を申し込みたいんですが」とか何とか言って 無事に注文を終えたと思います。
たぶんホッとしたことでしょう。
ただまあ、それからは届くまでのそわそわタイムの始まりなんですが……  

ともあれ、無事に『リングアウト!』は手元に届きました。
そして実際にプレイしてみて、今まで自分がいかにエロがぬるいゲームばかり
選んでやってきたのか理解させられました。
なんとなく『レッスルエンジェルス』をエロくした感じのゲームかなあ とか思っていたら全然違い、
冒頭でいきなり借金のカタとしてヒロインがヤクザに連れて行かれるシーンから始まり、
下着姿でリングに上げられ、衆人環視の中で女王様キャラにプロレス技で傷めつけられ、
裸にひんむかれた挙句レズプレイでイカされて、 浣腸刺されて脱糞までさせられた上、
その後は客や社長にフェラやセックスの接待、
とまあ悲惨なまでに陵辱されていくヒロインの姿は実にエロく、
同時に悲惨すぎてちょっと精神的に引いてしまうものがありまして、
色々な意味で衝撃を受けたのでありました。  

興奮はしたけど、ここまでキツいのじゃなくて良かったんだけどなあ…… と思いましたし、
それにゲームとしても、3時間程度で全エンドを制覇できてしまう
ボリュームのないもので、文章のみでゲーム性も無い。
これにSFCのゲーム並の値段は高いなあ……と思ったのも事実でした。  

とはいえ、今まで感じたことのない興奮を覚えたのもまた事実。
それからは少しずつ、脱衣だけでなくセックスのあるゲームにも 手を出していくようになりました。
Zyxというメーカーに対しては、その後、『雷の戦士ライディ』などは
同じメーカーながらゲーム性があったため、評価を見直すことになりました。
そんな感じで、なんだかんだでエロゲを購入することにどんどん慣れていきました。
『リングアウト!』であれだけ引いていたのが嘘のようにw



●それからPC-98時代が終わるまで  

その後、1995年にはLOGiNからエロ関連を独立させた新雑誌E-LOGiNが創刊し、
自分はLOGiNの購読をやめてE-LOGiNのみを購読していました。
親のPCが286マシンだったこともあり、
その頃にはもう 一般PCゲームを楽しむのは難しくなっていましたので。
でもエロゲーは低スペックでも問題なく遊べるゲームが多かったので、
エロゲなら最新作を追っていくこともできました。  

E-LOGiNはさすがに専門誌だったこともあって、エロゲの情報は豊富で、
それまでとは比較にならないくらエロゲの知識が手に入りました。
それでいてテキスト量が豊富だという特徴は変わらず、 読み応えのある記事が結構あって、
ほかのエロゲ雑誌より好きでした。
読者投稿コーナーが特に面白かった記憶があります。
「エロゲのヒロインは処女じゃないと嫌だ、という意見をどう思うか?」 といったテーマで投稿を募集して、
誌上で読者参加型の ディスカッションみたいなことをしていたのも印象に残っています。
(誤解されがちですけど、いわゆる処女厨と呼ばれる方々はこの頃からいましたし、 処女非処女論争もこういう場で目にすることもありました)
内容を書いていいのかわかりませんが、 処女派も非処女派も熱い意見がいろいろあったのを覚えています。
自分は「非処女でも別にいいんじゃないの」みたいな曖昧な感じのスタンスでしたが、
処女派の意見ではシンプルで力強いものが一つあり、それにすごく納得させられました。
「処女が好きなわけではないのです。  非処女が嫌なのです。  人の手がついちゃったのが嫌なのです」
っていう投稿。
一字一句覚えている…
同意できるかどうかは別として、ああ、それなら理解できるなあ、と思いました。
他の、字数を費やした投稿の数々よりもまっすぐに言いたいことが伝わってきて、
思わず納得させられた感じでした。  

とまあ、話が横道にそれましたが、そんな好きな雑誌のお陰で、
好みのエロゲを選んで購入し、楽しんでいました。
思えばエロゲとの出会いを始め、様々な広告で性的な興味を煽ってくれたり、
初めてパッケージの新作を通販で買ったり、
この頃のエロゲライフは全てLOGiN誌のお世話になっていたなあ、としみじみ思い出します。
その後、だいたい97年頃まではPC-9801で頑張ってたかな。
そのあたりからは、さすがにWindows機に移行しました。
そこからはまた違ったエロゲライフになるので、また別の機会に書こうと思いますが、
90年代前半~中盤までの、自分にとってのエロゲライフは
出会いの衝撃が強かったですし、エロゲの世界を知っていく新鮮な期間でした。
この頃はそれほど多くの本数をプレイしたわけではありませんが、
今でもこの頃にプレイした作品は、どれもハッキリと内容を思い出すことができます。
『あゆみちゃん物語』『ホーニースイーパー2』『天仙娘々』などなど……  

ところで今気づいたけど、あれだけ衝撃的な出会いだったのに
『ポッキー2』は結局今に至るまでプレイしていないじゃないか。
今さらプレイすることなんでできそうもないし、
自分にエロゲへの興味を植えつけてくれた作品なのに、 このまま一生プレイすることはなさそうだなあ。
まあ、世の中そんなものなのかも。 初恋は実らないって言うし。なんか違う気もするけど。

2013年04月25日

エロゲーとの出会い

 エロゲーマーがエロゲーの存在を知るきっかけは人それぞれだと思いますが、
今日は自分の例について語ってみようと思います。


●初めてエロゲを知った話  

最近だとネットがあるので、オタクなら自然と目に入ってくるものなんじゃないかと思いますが、
自分の若いころは普通に生活していると 出会う機会はまず無かった気がします。
そんな環境下でエロゲのことを自分が知ったのは、
LOGiN(ログイン)というPCゲーム雑誌がきっかけでした。

たぶん1990年頃だったと思いますが、当時から親のPCで、
ファルコムをはじめとするPCゲームはよくプレイしていたので、 PCゲーム雑誌も購読していました。
それがLOGiNで、テキスト量の多い読み応えのある雑誌でした。
経済力があまり無かったこともあって、毎号、 隅から隅まで読み尽くしていたのをよく覚えています。  

そのLOGiNは基本的に一般ゲーム誌だったのですが、
しかし広告欄にはエロゲの広告が数ページ分ほど載っていました。
まだ規制がゆるくて、厳密に住み分けがされていなかった頃だからですね。
それがエロゲの存在を知ったきっかけです。
生まれて初めて見たエロゲの広告は『ポッキー2』でした。
何しろ初めてですからハッキリ覚えてますw
エロ漫画やAVなどのことは知っていましたが、その時点で、
ゲームでエロを楽しめるなんていう発想は自分の中には無かったので、
世の中にはこんなものがあるのか、と衝撃を受けました。  

ちょうどその時期、親のPCでゲームをするようになって、
ファミコン等の家庭用機とはレベルの違う美麗なグラフィックのゲームを楽しんでいた頃で、
(※ファミコンはファミコンで壊れるまで遊びつくすほど好きでしたが)
特に『エメラルドドラゴン』などのビジュアルシーンに力の入ったRPGなどでは、
ヒロインのタムリンやファルナなどに萌えのような感情を覚えていたと思います。
PCゲームのキャラクターの絵柄は描き込みや塗りが精緻で、艶があるというか、
アニメのキャラなどとも違う、独特の可愛さのようなものを感じていたんですね。

そんな時に、そういう絵柄の女の子が悶えているゲームの広告を目にしたもんだから、もう大変。  
なんかエロゲの広告のせいでエロへの欲求が一気に目覚めた気がします。
AVやエロ漫画にはそれほどは興味がなく(今でもわりとそうですが)、
性的なコンテンツには淡白な方だったと思うんですが、エロゲーには強い興味を示すことになってしまいました。
特に『ブランマーカー』をはじめD.O.のゲームの広告には強く惹かれました。
触手ゲーの広告のエロさは特に衝撃が強く、こんなジャンルもあるのか! ゲームならではだな! 
と感心しつつ性的にも興奮しまくってましたw



●初めて脱衣ゲーを購入した話  

とはいえ、当時は経済力が無い上に一般ゲームにもハマりまくっていた頃で、
エロゲというものがどの程度のエロさや楽しさが得られるのか未知数だったため
(なにしろ広告しか見ていなかったので、それ以上のことは想像するしか無かったのです)
さすがに、すぐに手を出すことはありませんでした。
初めて実際に手を出したのは92年頃です。
なにぶん地方住まいで気軽には秋葉原などには行けなかった頃でしたが、
当時、家電量販店にTAKERUというPCゲームの自動販売機が設置され始めていて、
それに商業エロゲーもいくつか登録されていました。
画面で商品を選択して購入したら、TAKERUの中で新品のフロッピーに
コピーされて出力されてくる仕様なので、 パッケージなどは無いんですが、かわりにコンパクトだし安い。
それに店頭でエロゲを買うのは恥ずかしかったので、ちょうどよかったです。  

そうして『レッスルエンジェルス』シリーズを購入。
初めて手にしたエロゲーは、プロレスの試合に負けたほうが脱衣するだけの
とてもライトなエロ要素しか入っていないゲームでした。
でも、絵は可愛かったですし、何よりストーリーとキャラが非常に魅力的だったため
何度もプレイしましたし、今でもお気に入り度の高いエロゲーですけどね。
それに脱衣だけでも初めてエロゲをプレイする身にはそそられるものが大きく、 かなり実用させてもらいました。



●初めて陵辱ゲーを購入した話(前半)

その後、脱衣クイズゲーム『電脳学園』のクイズの難しさに悶絶したり、
脱衣格闘ゲーム『クイーン・オブ・デュエリスト』の技の出づらさに悶絶したり、
『バトルスキンパニック』などは、その内容のぶっ飛び具合にポカンとしつつも
可愛い脱衣絵にはしっかり興奮したりと、 そこそこにライトなエロゲを楽しんでいました。  

そんなある日、Zyxの『リングアウト!』というゲームの広告に非常に大きな興奮を覚えました。
そこには、リングの上で下着姿のいたいけな女の子が、
Sな女王様風の顔立ちの、やはり下着の女性に、髪を引っ張られて泣いている絵が。  

初のエロゲ体験がレッスルエンジェルスだったこともあってか、
プロレスのリングの上で陵辱が展開されそうな空気に、とてもそそられるものがありました。
実際、紹介文からも被虐的な陵辱ゲーであることはうかがえます。
ヒロインの女の子も見た目とてもいたいけで、およそリングに上がって格闘技をするなど
似合わない容姿だっただけに、こんな子が痛めつけられるのは非常に興奮できそう!
これは絶対に欲しい! すぐ欲しい! と思い、購入を決意。  

しかし、購入するにしても新作なのでTAKERUでは売ってません。
となるとパッケージを購入するしかないんですが……
秋葉原にエロゲーを一本だけ買いに行くなんて、 交通費がかかるし、そんなお金の余裕はない。
それにまだパッケージで買うのは恥ずかしくもありましたし……
そうなると通販しかないわけですね。
ちょうどLOGiNの巻末の白黒広告コーナーには エロゲの通販をしている会社がカタログを出していました。
そこで購入すればいい。

しかし、この通販を利用するには、電話をかけるか、ハガキを送るかして注文するしかない。
すぐにやりたいのでハガキは嫌。となると、電話ということになるわけですが、
電話でエロゲーを注文するというのは、店頭でパッケージを買うよりも
ある意味ではハードルが高いのではないか?
ということを、すぐに思い知ることになりました。
しかも今までは脱衣系しか買ったことが無かったけど、今回のは明らかに陵辱系。
これは勇気がいります。  

電話の前でどのくらい逡巡していたのか、正確には覚えていませんが、
とにかく受話器を手にとってダイヤルするまでに、
かなり長い時間葛藤しつづけていたことだけは、よく覚えているのでした。

なんか長くなったので続きはまた明日……


※続き http://blog.livedoor.jp/houtengageki_es/archives/139492.html

2013年04月23日

漫画レビュー『鬱ごはん 1巻』

 今回は、4月19日にリリースされた施川ユウキ氏のコミックス三冊のうち
二冊目に読んだ作品について感想を書いていこうと思います。 タイトルはこちら。



 食事をネタにした漫画って、近年では『孤独のグルメ』のドラマ化とかが記憶に新しいかなあ。
それ以外にもグルメ漫画って色々なものがありますが、たいていは食事の醍醐味を強調した、
食欲を刺激されるような方向性のものが多いと思います。  

でも、この『鬱ごはん』はまったく逆でした…… ずいぶんとダウナーで、食欲がそそられるどころか
逆に無くなってしまうような、 そんな作風です。  

一人暮らしの非正規雇用の青年が主人公なのですが、そんな境遇なだけに、
扱われている食事はファミレスや牛丼屋を皮切りに安いものがほとんど。
で、とにかく注文時に失敗などをして周りの視線にさらされることを極度に警戒したり、
実際に失敗して恥ずかしい思いをしたり、
他にも、飲み物をこぼして揚げ物を台無しにしてしまうなどのことを始めとした
食べ物をダメにしてしまうような失敗などをしたりと、
見てていたたまれなくなるようなオチの話が数多く描かれています。

で、まあ、とにかく作中で描かれている食事は、どれもこれも実においしくなさそうで、
よくもこれだけ食欲を減退させるメシ漫画を描けるなあと感心するぐらいです。
つーかこの主人公、さすがにいちいち周りを気にしすぎだと思うw
神経質さとマイナス思考ぶりが物凄く、 このへんは漫画ゆえに強調されてる面もあるでしょうね。  

とはいえ、これに描かれているような失敗は、
誰しもがいくつかは似たようなことを経験したことがありそうですし、
自分としても部分的には主人公の気持ちに共感できましたし、
「あるある」漫画として楽しむことはできます。
作者の体験談もかなりの割合で含まれているそうで、 そのせいか描写にはリアリティもあります。
ギャグ漫画としても質はなかなかで、その失敗っぷりやメシのマズさっぷりが見事すぎて、
読んでいてプッと笑ってしまうシーンがいくつもありました。

でも、この漫画を一気に最後まで読んでいくと、どんどん鬱な気分になっていくので危険ですw
笑いながら鬱になっていく。
特に非正規雇用で一人暮らししてたり、無職だったりして、
毎日鬱っぽい気分で過ごしているような人には あんまりオススメできない漫画かなあ、って思います。
ダウナー系ギャグ漫画としてはなかなかの面白さはあり、楽しんで読みはしましたが、
とりあえず何か食いながらこの漫画を読むのはやめたほうがいい。それは間違いない!  

ただ、本作の主人公の姿を見て、反面教師にするのもいいかもしれないです。
これを読めば、おいしくない食事の取り方を客観的にとらえることができますから、
自分の食事スタイルを改めて考えるきっかけにできるかもしれないですしね。    

そんな感じで、さすが施川ユウキというか、個性的な内容の作品でした……
これは第1巻って数字が打ってあるから、続刊も出るのかな?
続きが読めるなら、楽しみなようなこれ以上鬱になりたくないような、そんな複雑な気分です。

2013年04月21日

漫画レビュー『バーナード嬢曰く。』

4月19日に、施川ユウキ氏の新作コミックスが3冊同時リリースされました。
自分はこの漫画家さんの描く独特のダウナー系ギャグが昔から好きで、
氏のコミックスは全て購入していますが、今回は3冊も同時に読めるなんて
かなりお腹いっぱい楽しめて最高でした。 3冊の中でも、特に気に入ったのがこの作品です。



学校の図書室を舞台にしたギャグ漫画です。
ろくに本を読まないのに読書家キャラを気取りたがっている 「バーナード嬢」こと町田さわ子が
浅い知識で色んな有名な本や作家などについて語る様子が面白い。
中身を読んでいないがゆえに名著や名言に対する解釈が実にフリーダムで、
いかにもイメージだけで語ってる感がバリバリで、それがギャグとして笑えますw
読書家らしく見えるようにかっこつけをしたがる、その痛々しさが あるある、って感じで面白いですね。

そして、彼女のそんな言動に対して、普通に読書好きである他の登場人物たちが
ツッコミを入れたりするわけです。
さわ子を中心に、図書室に入り浸っている5人ほどのキャラたちが登場しますが、
どのキャラクターもしっかりと本の趣味が違っていて、
性格付けも本の趣味に合わせて描き分けられているのがいいですね。
おかげで様々なジャンルの本や作家が取り上げられてます。
国内のヒット作や古典から、海外のSFや絵本、聖書などまで幅広く。
唯一の男性キャラである遠藤をはじめ、みんな他のキャラと絡んで
面白い読書語りを繰り広げてくれますが、 特に、SFファンの神林さんが登場する話はハズレが無い。
こだわりが深くて、にわか的な発言をする人が許せず やたらと口うるさく、そして語りたがりと、
ディープなSFファンらしいなあと思わせる特徴がしっかりと出たキャラクターで、
こんなキャラだから、さわ子みたいなキャラとは相性が最高です。 ギャグ漫画的な意味でw

ただ、神林がさわ子にオススメのSFなどを聞かれたりして、
それに答えて本を貸してやったりする流れで、 自然とSF小説やSF作家に関する語りが繰り広げられ、
それがすごく SF小説を読んでみたい、と思わせる内容なんですね。
個人的に、グレッグ・イーガンの小説のわけがわからなさに関するくだりは最高でした。
わけがわからないなりの楽しみ方をSF好きの見地から神林が語るシーンは なるほど! 
と素直に思わされるし、実際にすごく読んでみたくなりました。

そんな具合で、単なる本をネタにしたギャグにとどまらず、
本を読みたいという気分にさせてくれる漫画になっていて、 そこがすごく良かったと思いました。
それに単純に漫画としても面白いです、
普段の施川ユウキ作品と比べると、ダウナーさやほのぼのさといった独自の色は薄めですが、
その分、ボケとツッコミにキレがあって、 ギャグ漫画としては真っ当な面白さだったなと思います。
何はともあれ、これはかなりオススメの作品ですね。
同時発売の三冊の中では、一番万人向けじゃないかな、と。

自己紹介
ニックネーム:houtengageki

自己紹介:エロゲーマー。
エロゲー批評空間で
エロゲーやギャルゲーの
レビューとかしてます。

Twitter:houten_kouta
批評空間:houtengageki

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18禁ゲームの話題を
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18歳未満の方は
閲覧をご遠慮ください。

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