2013年10月
2013年10月08日
2013年夏アニメ 感想
2013年の夏季アニメについては、まあまあ楽しめた感じでした。
これは名作! というような眼を見張るような目立つ作品は正直あまりなかったんですけども、
(進撃の巨人は春期ですし)
丁寧に空気感を構築して作られた萌えアニメとか
原作の魅力をしっかり引き出したアニメとか、
楽しめた作品はそこそこありました。
とりあえず簡単に感想を書いていこうと思います。
◎進撃の巨人
春からの継続モノですが、一応感想を。
これは面白かった。アクションものとしても人間ドラマとしても一級品でしょう。
素人目にも、動きが激しくて作画大変なんだろうな-と感じられるアニメでしたが、
おかげで緊張感があって素晴らしかったです。
終盤の巨人同士の戦いのシーンは、ものすごい興奮しながら食い入るように画面を見てました。
そのくらい引き込まれる戦闘シーンだった。今まで見たアニメの戦闘シーンの中でもトップクラス。
展開が間延びしているように感じられることもたまにありましたが、名作と言っていいアニメでした。
グロいシーンもあるし陰鬱なアニメなので、萌えアニメを後に見て中和するとちょうどよかったw
まだ話が全然終わっていないので、2期以降も当然やるのでしょうから、続きが楽しみです。
◎ファンタジスタドール
1話1話を見るとツッコミどころ満載のアニメでしたが、
12話全部を見終わってみると、かなり良い作品に化けた感があります。
ストーリー自体は王道的な女児向けアニメのような感じで、全体的に日常からして明るい雰囲気。
主人公うずめと、カードから現れるドールたちとの友情を深めていく描写をメインに、
毎回敵として現れる個性豊かなマスターとそのドールたちとのバトルなどが描かれていくのですが、
流れ自体は王道的だし良い話なんですが、演出や会話、バトル時の描写などが
狙っているのか分かりませんが妙にちぐはぐしていてシュールギャグのようになってしまっており、
とにかく変なアニメでした。
序盤は特に脚本や演出が雑でツッコミどころだらけだった印象。ある意味笑えた。
中盤以降はキャラは真面目にやっているのに演出がぶっ飛んでいて笑えた。
終盤は友情物語としてまっとうに盛り上がっていて感動できる。
終わってみれば、キャラは個性的で魅力があったし、ストーリーもいろんな面白さを味わわせてくれて、
印象に残るシーンも多く、終始楽しい気分で見ることができた作品だったなと思います。
いわゆるカオスアニメのたぐいですが、最終的にはよくまとまっていたのが凄い。
◯超次元ゲイム ネプテューヌ
これに関しては、こちらですでに感想を書いたので省略。
◯私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!
喪女な主人公が孤独な学園生活を送る話なんですが……
なかなか、見ていて心が痛くなるようなコミュ障っぷりを主人公が見せてくれて
見るのがつらいシーンが多いアニメでした。原作の面白さがすごくよく出ています。
雨の日のエピソードと、弟が風邪をひくエピソードを絡めるなど、ストーリーの再構成も上手かったし
声優もよくハマっていましたし、ちょっとした改変部分も違和感なく自然な流れで楽しめましたし、
丁寧にアニメ化されていて上出来なんじゃないでしょうか。
この作品は、主人公の女の子は誰とも会話しないような学校生活を送っているわけですが
先生やクラスメイトなどは基本的に性格は悪くなく、いじめられるような展開は無いので、そこがいいですね。
不快な気分にならずに、ぼっちぶりを楽しめるのが、この作品のいいところだなと再確認しました。
あとはOPのメタル風のテーマソングが非常にかっこよくて、歌は今期で一番気に入りました。
◯恋愛ラボ
いろいろと隙のある作品でしたが、全体的には悪くないアニメでした。
恋愛研究という題材で繰り広げられるテンポの良いボケとツッコミはキレがあり、
キャラクターの動きの作画なども実にいい感じで、コメディとしては第一話から見応え充分でした。
キャラクターデザインも非常に可愛いですし、キャラの個性も魅力的でしたし萌え的にも素晴らしい。
メインキャラの中でも、生徒会長の夏緒と主人公の莉子の二人は特に魅力があり、
この二人のボケとツッコミを始めとしたやりとりは、見ていて飽きませんでした。
恋愛研究が話の主軸にあるだけに、話が進んで男性キャラが出てくると微妙に恋愛っぽい空気になっていくんですが、
そうなるとさらに女の子たちの可愛いところが引き出されていきましたので、
後半はまた違った萌えが楽しめて実に良かった。
ただ、たまに感動を煽るようなシーンが入るんですが、そういうシーンは
音楽をはじめ、見せ方にわざとらしさが感じられて、あまり好きではなかったです。
特に中盤以降は、泣かせにかかるようなしんみりした空気を演出するシーンが結構多くなって少し飽きが来た。
この作品に関してはずっと楽しい気分で見ていたいなと思ったので、
過剰にしんみりした雰囲気を出してもらいたくはなかったなあ。
◯きんいろモザイク
アニメ化としては成功でしょう。原作の穏やかな雰囲気は出せていましたし、
なによりアリスをはじめとしたキャラクターの可愛さが実によく表現されていて
日常癒し系萌えアニメとして質の高い作品に仕上がっていました。
とにかく丁寧なアニメ化だったという印象があります。
春期の『ゆゆ式』とは方向性が大きく違いましたが、こちらもまた良作です。
2作品連続して、きらら系原作アニメが良作だったのは読者としては嬉しい。
ことに、きんモザに関しては、きららMAX発のアニメとして初めての良作ですからね。
これからもきらら系は今回の2作品のようなレベルで丁寧にアニメ化されていって欲しい。
▲幻影ヲ駆ケル太陽
タロットカードをモチーフにした美少女バトル物という感じのアニメでしたが、
今になってあかつきごもく絵のアニメを見ることができるなんて、嬉しいことでした。
内容については、まあとにかく陰鬱なアニメだったなという印象。
中盤までの回がそれぞれメインキャラを順番に掘り下げていくだけの一話完結だったり、
その間、本筋の話がまったく進まなかったりと、構成に工夫がないなあと思いながら、
少々退屈な気分で見ていましたが、なんだかんだで最後がどうなるのか気になったので
しっかり全部見ました。
終盤の怒涛の展開は素晴らしかったので、我慢して見続けてよかったなと思ってます。
人間の心の光と闇をテーマにした熱い盛り上がりは見応えがあり、感動できました。
惜しい点は、中盤から後半あたりが陰鬱かつ悲惨なだけで、先が気になるような面白みがなく、
終盤にたどり着くまでに我慢が必要だったということに尽きます。
もうちょっと構成さえ良ければ、より良い作品になっていただろうと思うのでもったいない。
まだ世界観の全貌が明かされておらず、2期ができる終わり方になっていましたが、
あまり売れていないようだから、望みは薄いんだろうなあ……
△とある科学の超電磁砲S
単体で見ると決して悪くないアニメではあるんですが、
第二期ということで、無印の超電磁砲とどうしても比べることになってしまいます。
そうなると、一貫したテーマのあった第一期と比較して、いまいち心に響くものがなくて微妙だった。
キャラは魅力的で、特に佐天さんは明るいムードメーカー的な魅力がよく出ていて良かったですし、
葛藤する美琴の姿も見応えはありましたし、そういう部分はまあいいんですが、
なにぶんストーリーは三分の二ぐらいは一度禁書目録でやったエピソードを
美琴視点で描いたものなので新鮮味に欠けた。
せめて美琴視点ならではの面白さがもうちょっと感じられたら良かったんですけどね。
残り三分の一は少々取ってつけた感のある陰謀+バトル話で、あまり深みを感じなかった。
せっかくの新キャラたちも出番は少なめでしたし、なんだか色々もったいないなと思いました。
でもぶっちゃけ、自分が禁書や超電磁砲のノリに飽きてしまっただけかもしれないですけど。
△サーバント×サービス
原作はWORKINGと同じ作者の作品ということで、あの作品は好きなのでこれも見てみました。
役所を舞台にした社会人コメディという感じ。
キャラクターの魅力は、ややWORKINGに劣る感じがしますが、まあまあ楽しめました。
キャラの年齢が高いせいかWORKINGよりは落ち着いている感はありますが、
ノリ自体は似たところはありますね。特に、恋愛展開になってくると男キャラに隙が出てくるあたり。
それまでウザキャラ気味だった男が萌えキャラに変貌していくのは良いなと思います。
全体的にゆるい雰囲気で、気楽に見れましたし、ルーシーが可愛かった。巨乳っぷりも良かったし。
課長がぬいぐるみの姿をしているのだけは、ちょっと最後まで馴染めなかったけど……
感想は以上になります。
『犬とハサミは使いよう』はまったく面白くなる気配がなかったため
途中でギブアップしてしまいました。
まあ、比較的多めに完走できたクールだったかな。
ネプテューヌは気に入ったので円盤を購入しますし、
個人的にはわりと豊作だったなと感じています。
これは名作! というような眼を見張るような目立つ作品は正直あまりなかったんですけども、
(進撃の巨人は春期ですし)
丁寧に空気感を構築して作られた萌えアニメとか
原作の魅力をしっかり引き出したアニメとか、
楽しめた作品はそこそこありました。
とりあえず簡単に感想を書いていこうと思います。
◎進撃の巨人
春からの継続モノですが、一応感想を。
これは面白かった。アクションものとしても人間ドラマとしても一級品でしょう。
素人目にも、動きが激しくて作画大変なんだろうな-と感じられるアニメでしたが、
おかげで緊張感があって素晴らしかったです。
終盤の巨人同士の戦いのシーンは、ものすごい興奮しながら食い入るように画面を見てました。
そのくらい引き込まれる戦闘シーンだった。今まで見たアニメの戦闘シーンの中でもトップクラス。
展開が間延びしているように感じられることもたまにありましたが、名作と言っていいアニメでした。
グロいシーンもあるし陰鬱なアニメなので、萌えアニメを後に見て中和するとちょうどよかったw
まだ話が全然終わっていないので、2期以降も当然やるのでしょうから、続きが楽しみです。
◎ファンタジスタドール
1話1話を見るとツッコミどころ満載のアニメでしたが、
12話全部を見終わってみると、かなり良い作品に化けた感があります。
ストーリー自体は王道的な女児向けアニメのような感じで、全体的に日常からして明るい雰囲気。
主人公うずめと、カードから現れるドールたちとの友情を深めていく描写をメインに、
毎回敵として現れる個性豊かなマスターとそのドールたちとのバトルなどが描かれていくのですが、
流れ自体は王道的だし良い話なんですが、演出や会話、バトル時の描写などが
狙っているのか分かりませんが妙にちぐはぐしていてシュールギャグのようになってしまっており、
とにかく変なアニメでした。
序盤は特に脚本や演出が雑でツッコミどころだらけだった印象。ある意味笑えた。
中盤以降はキャラは真面目にやっているのに演出がぶっ飛んでいて笑えた。
終盤は友情物語としてまっとうに盛り上がっていて感動できる。
終わってみれば、キャラは個性的で魅力があったし、ストーリーもいろんな面白さを味わわせてくれて、
印象に残るシーンも多く、終始楽しい気分で見ることができた作品だったなと思います。
いわゆるカオスアニメのたぐいですが、最終的にはよくまとまっていたのが凄い。
◯超次元ゲイム ネプテューヌ
これに関しては、こちらですでに感想を書いたので省略。
◯私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!
喪女な主人公が孤独な学園生活を送る話なんですが……
なかなか、見ていて心が痛くなるようなコミュ障っぷりを主人公が見せてくれて
見るのがつらいシーンが多いアニメでした。原作の面白さがすごくよく出ています。
雨の日のエピソードと、弟が風邪をひくエピソードを絡めるなど、ストーリーの再構成も上手かったし
声優もよくハマっていましたし、ちょっとした改変部分も違和感なく自然な流れで楽しめましたし、
丁寧にアニメ化されていて上出来なんじゃないでしょうか。
この作品は、主人公の女の子は誰とも会話しないような学校生活を送っているわけですが
先生やクラスメイトなどは基本的に性格は悪くなく、いじめられるような展開は無いので、そこがいいですね。
不快な気分にならずに、ぼっちぶりを楽しめるのが、この作品のいいところだなと再確認しました。
あとはOPのメタル風のテーマソングが非常にかっこよくて、歌は今期で一番気に入りました。
◯恋愛ラボ
いろいろと隙のある作品でしたが、全体的には悪くないアニメでした。
恋愛研究という題材で繰り広げられるテンポの良いボケとツッコミはキレがあり、
キャラクターの動きの作画なども実にいい感じで、コメディとしては第一話から見応え充分でした。
キャラクターデザインも非常に可愛いですし、キャラの個性も魅力的でしたし萌え的にも素晴らしい。
メインキャラの中でも、生徒会長の夏緒と主人公の莉子の二人は特に魅力があり、
この二人のボケとツッコミを始めとしたやりとりは、見ていて飽きませんでした。
恋愛研究が話の主軸にあるだけに、話が進んで男性キャラが出てくると微妙に恋愛っぽい空気になっていくんですが、
そうなるとさらに女の子たちの可愛いところが引き出されていきましたので、
後半はまた違った萌えが楽しめて実に良かった。
ただ、たまに感動を煽るようなシーンが入るんですが、そういうシーンは
音楽をはじめ、見せ方にわざとらしさが感じられて、あまり好きではなかったです。
特に中盤以降は、泣かせにかかるようなしんみりした空気を演出するシーンが結構多くなって少し飽きが来た。
この作品に関してはずっと楽しい気分で見ていたいなと思ったので、
過剰にしんみりした雰囲気を出してもらいたくはなかったなあ。
◯きんいろモザイク
アニメ化としては成功でしょう。原作の穏やかな雰囲気は出せていましたし、
なによりアリスをはじめとしたキャラクターの可愛さが実によく表現されていて
日常癒し系萌えアニメとして質の高い作品に仕上がっていました。
とにかく丁寧なアニメ化だったという印象があります。
春期の『ゆゆ式』とは方向性が大きく違いましたが、こちらもまた良作です。
2作品連続して、きらら系原作アニメが良作だったのは読者としては嬉しい。
ことに、きんモザに関しては、きららMAX発のアニメとして初めての良作ですからね。
これからもきらら系は今回の2作品のようなレベルで丁寧にアニメ化されていって欲しい。
▲幻影ヲ駆ケル太陽
タロットカードをモチーフにした美少女バトル物という感じのアニメでしたが、
今になってあかつきごもく絵のアニメを見ることができるなんて、嬉しいことでした。
内容については、まあとにかく陰鬱なアニメだったなという印象。
中盤までの回がそれぞれメインキャラを順番に掘り下げていくだけの一話完結だったり、
その間、本筋の話がまったく進まなかったりと、構成に工夫がないなあと思いながら、
少々退屈な気分で見ていましたが、なんだかんだで最後がどうなるのか気になったので
しっかり全部見ました。
終盤の怒涛の展開は素晴らしかったので、我慢して見続けてよかったなと思ってます。
人間の心の光と闇をテーマにした熱い盛り上がりは見応えがあり、感動できました。
惜しい点は、中盤から後半あたりが陰鬱かつ悲惨なだけで、先が気になるような面白みがなく、
終盤にたどり着くまでに我慢が必要だったということに尽きます。
もうちょっと構成さえ良ければ、より良い作品になっていただろうと思うのでもったいない。
まだ世界観の全貌が明かされておらず、2期ができる終わり方になっていましたが、
あまり売れていないようだから、望みは薄いんだろうなあ……
△とある科学の超電磁砲S
単体で見ると決して悪くないアニメではあるんですが、
第二期ということで、無印の超電磁砲とどうしても比べることになってしまいます。
そうなると、一貫したテーマのあった第一期と比較して、いまいち心に響くものがなくて微妙だった。
キャラは魅力的で、特に佐天さんは明るいムードメーカー的な魅力がよく出ていて良かったですし、
葛藤する美琴の姿も見応えはありましたし、そういう部分はまあいいんですが、
なにぶんストーリーは三分の二ぐらいは一度禁書目録でやったエピソードを
美琴視点で描いたものなので新鮮味に欠けた。
せめて美琴視点ならではの面白さがもうちょっと感じられたら良かったんですけどね。
残り三分の一は少々取ってつけた感のある陰謀+バトル話で、あまり深みを感じなかった。
せっかくの新キャラたちも出番は少なめでしたし、なんだか色々もったいないなと思いました。
でもぶっちゃけ、自分が禁書や超電磁砲のノリに飽きてしまっただけかもしれないですけど。
△サーバント×サービス
原作はWORKINGと同じ作者の作品ということで、あの作品は好きなのでこれも見てみました。
役所を舞台にした社会人コメディという感じ。
キャラクターの魅力は、ややWORKINGに劣る感じがしますが、まあまあ楽しめました。
キャラの年齢が高いせいかWORKINGよりは落ち着いている感はありますが、
ノリ自体は似たところはありますね。特に、恋愛展開になってくると男キャラに隙が出てくるあたり。
それまでウザキャラ気味だった男が萌えキャラに変貌していくのは良いなと思います。
全体的にゆるい雰囲気で、気楽に見れましたし、ルーシーが可愛かった。巨乳っぷりも良かったし。
課長がぬいぐるみの姿をしているのだけは、ちょっと最後まで馴染めなかったけど……
感想は以上になります。
『犬とハサミは使いよう』はまったく面白くなる気配がなかったため
途中でギブアップしてしまいました。
まあ、比較的多めに完走できたクールだったかな。
ネプテューヌは気に入ったので円盤を購入しますし、
個人的にはわりと豊作だったなと感じています。