2016年04月

2016年04月14日

2016年冬アニメ 感想

久々にアニメの感想でも書いてみようかと思います。
冬は9作品を最後まで視聴しました。
タイトルの左側のマークは個人的な評価です。

◎すごく面白かった
◯面白かった
▲ふつう
△いまいち
☓つまらなかった


◯プリンス・オブ・ストライド オルタナティブ
ストライドという架空のスポーツを題材にしたスポ根青春アニメ。
原作はオトメイトから発売された乙女ゲーです。
ストライドは、要は市街地をコースに見立てた障害物競走(パルクールみたいなものですね)を
リレーで行う、というもののようです。

内容はとても王道的なスポーツ物。
長身美形の男性キャラ達が、それぞれのモチベーションを元に
仲間たちやライバル校の選手たちと切磋琢磨し合いながら成長してゆく話です。
名選手である兄へのコンプレックスからストライドをやめた経験を持つ陸のエピソードなどは
過去エピソードを絡めた葛藤の表現が上手く、とても良い具合に感情移入できました。
キャラクターの描き方は丁寧で、部員たちの掘り下げはみんなしっかりしていましたし
少なくとも主人公たちの所属する方南学園の選手たちは良い奴ばかりで心地よかったです。
他校にはやられ役のキャラなどもいますが、基本的に目立つキャラクターは
味のあるキャラばかりで、やりとりを見ていて退屈することはありませんでしたね。

主人公の女の子はリレーショナーという、走者に無線で指示を出すポジションで、
部員たちのサポート役として成長していきます。
この主人公もなかなか可愛かったですね、アニメだと陸が主人公格に引き上げられているせいで
かなり影が薄くなってしまっていたりしますが、
まあ目立つ回はあるし、重要な役割も持っていて良かったと思います。
終わり方に賛否はあるかもしれませんが、綺麗にまとまっていてグッドな作品でした。
爽やかで気持ちの良いスポーツ物でした、キャラがみんな必死に頑張っているのが良い……
あと、レースシーンのアニメーションがとてもスピード感あるものに仕上がっていたのも素晴らしかった!
総合的に見て良作でした。男性が見ても充分に楽しめると思います。




◯蒼の彼方のフォーリズム
これも架空スポーツ物。フライングサーカスという架空の競技を題材にしたスポ根青春アニメです。
エロゲ原作。
FCというスポーツは、グラシュという靴で空を飛んで、一対一でポイントを競い合う内容。
ポイントはチェックポイントを先に通過するか相手の背中をタッチするかで加算されるルールのようで、
レースと格闘技を合わせたような展開が楽しめるようになっていますね。

内容は王道的なスポーツ物で、天真爛漫な性格をした転校生ヒロインがFCにハマり、
それを元選手である主人公がサポートしていく、という流れ。
ヒロインたちが他校のライバルたちと競い合い、敗北やコンプレックスを前にして葛藤し、
それを乗り越えて選手として成長してゆく、みたいな感じ。
試合シーンは女の子たちが体のライン丸出しのぴったりしたウェアで戦うので華やかでいいですね。
ロングヘアのキャラが髪をまとめないのはなぜかとか、エロゲ原作のアニメにそういう突っ込みをするのは
野暮ってもんでしょう、ええ。
主人公は無線でヒロインたちに戦術を指示する役割をこなします。
……字面だけ見ると、ストライドと男女の役割が逆転しただけなんだが!?
偶然なんでしょうけど、すごい偶然だw
まあ、あれと違ってコーチ役もやってましたけどね。

ともあれ、練習や試合のシーンのひたむきな女の子たちの姿は見ていて気持ちよく、
メインヒロインの明日香だけでなく、他のキャラたちもそれぞれの理由で
FCというスポーツと真剣に向き合うようになってゆく姿がとても印象的でした。
作画もよかったと思いますし、萌え的にも燃え的にも楽しめるアニメだなあと感じました。

ところで、第一話で佐藤院麗子というお嬢様風のキャラがサブキャラの男を負かして、
麗子が勝ち誇って高笑いするシーンがありましたが、
ここを見たとき、この負けた男がものすごくうらやましかったです……
Mな人なら分かってくれるはず、きっと。佐藤院さんの華やかな容姿と得意気な表情がたまらなかったです。
ぶっちゃけこのシーン見て視聴継続を決めたし!
見終わった今は、純粋にスポーツ物として面白かったと思っていますけどねw




▲アクティヴレイド -機動強襲室第八係-
近未来の日本を舞台に、パワードスーツを身にまとって凶悪犯罪者を取り締まるという
警察内の特殊部隊を主役にしたアニメです。
主要メンバー達は全員社会人となるわけですが、そのわりにパトレイバーみたいに大人大人した雰囲気でなく
子供向けのノリを混ぜ込んだようになっていて、明るさとシリアスさがバランスよく表現されたアニメでした。
これ、どっちかというと設定的にもパトレイバーよりメタルジャックを思い出す人が多そうですね。

しかし、警察として犯罪者に対して強力な武装を使用したりする前とか、
作戦を決行しようという段になったときとかに、行政の許可を得なければならないとか
自衛隊や行政との駆引きが表現されていたりとか、そういう生々しい部分があって
しかもそれがキャラクターの掘り下げやストーリー進行に繋がっていたりするのが印象的でした。

扱いの大きいキャラクターはいますが、これが主人公、とハッキリ言えるキャラはおらず、
ダイハチというチーム全体が主役のような形で話作りがされています。
スポットの当たるキャラが毎回違ったりするので、一話完結の楽しさがある作品と言えそう。
ネットを通じて犯罪者を仕立てあげたりして暗躍する犯罪組織の描写など、
今風の作品作りがされているなあ、と感じました。
過去の警察アクション物のアニメとの差別化が随所に感じられますね。

今風の設定ではありますが、アニメとしては90年代風の作風が感じられるのでどこか懐かしい。
アクションシーンの出来もよいので、なかなかに楽しめる作品でした。
二期もすでに決定しているということなので、まだ今後が楽しみな作品ですね。




▲ノルン+ノネット
壮大な世界観を持つシリアスなSF作品。
世界設定はとてもゲーム向きのものでしたので、よくアニメ、それも1クールでまとめたなあ、
と全体の構成に感心してしまいました。

ノルンという巨大な飛行物体の中で、特殊能力を持つ少年少女たちが共同生活しながら
とある目的地を目指して旅をしてゆく話ですが、
中盤以降は驚愕の事実が次々に明らかになり、壮大な展開になっていきます。
主人公はこはるという少女ですが、
男女カップルが複数成立する群像劇的な内容になっていて、
複雑な人間関係が楽しめるようになっていました。

なにを言ってもネタバレになりそうなタイプの作品なのであれですが、
とりあえず、すごくスッキリとまとまっていて、最後はすごく気持ちのいい充実感を味わえました。
これゲーム版やってみたいなあ、と思わされましたね。
なにげに主題歌やBGMの質がものすごく高かったのも好感。
壮大な世界観だけに、いい雰囲気を作ってくれていたのは高く評価したいです。




▲だがしかし
駄菓子と駄菓子屋を題材にした日常アニメ。
実在の駄菓子がいろいろ出てくるので楽しいですね。
キャラデザが独特で、キャラクターがみんな三白眼気味なのが気になりますが
しかし二人いる女の子はどっちも魅力的でした……
ほたるという駄菓子大好きな社長令嬢という濃いキャラがいますが、
この人の日本人離れしたスタイルの良さは毎回眼福でした。

毎回安定してそこそこの面白さを味わわせてくれましたが、
突出したものもなかったので、あまり言うべきことがありませんね。




▲大家さんは思春期
女子中学生の大家さんがいるアパートを舞台にした日常コメディ。
大家さん見た目からしてマジ可愛いし、しかも世話好きで家庭的だし、
家庭的すぎておばあちゃんみたいな趣味になっちゃってるのが異常に可愛い。
性格的にも嫌味な部分が皆無で、これは成長を見守りたい感じの子ですねぇ。

日常物としては安定した出来でしたが、
しかしいかんせん2分という放送時間は短すぎた……
芳文社とはいえ、きらら原作でないと扱いは悪くなってしまうのか。
原作は巻数が充分に出ているのですし、30分でやって欲しかったですね。




▲魔法少女なんてもういいですから
これもショートアニメですね。
魔法少女物ですが、このジャンルを全力で皮肉ったようなアニメです。
主人公の女の子は変身はするけど戦う相手がいないので、
相方の謎生物と漫才をするアニメになってしまっています。
しかし会話の切れ味がいいので面白いですね、
主人公の父親の会社員描写はなかなかに爆笑モノでしたw




△少女たちは荒野を目指す
高校生たちがゲームサークルを結成して商業エロゲーを制作する、
その苦難の日々を描いた作品、という感じでした。
アニメ放映後に発売される予定のゲーム版のシナリオを田中ロミオ氏が担当している
ということもあって、氏の過去作品が好きな身としては
これはアニメを楽しんで、その勢いでゲームも買って存分にプレイしよう!
となったのですが、結論から言えばアニメはあんまり面白いとは思えませんでした。
最初の2話までは主人公の文太郎のコミュ力の高さが
小気味良く表現されていて気持ちよかったですし、
メンバーが集まってゆく過程や、メンバー達のキャラクターの掘り下げなども興味を引いてくれたのですが
3話以降はありきたりなトラブルイベントを繋げているだけの展開で新鮮味がまるでなかった。
これホントにロミオ氏が考えたプロット通りの話なのかなぁ、とか思いながら見てました。
エロゲー業界あるあるネタとかはありましたが、見せ方がうまくないのか
へー とか ふーん という感想で終わってしまう……
自分がもともとエロゲーマーだから新鮮な驚きがなかったという面もあるかもしれませんが……

ともあれ惰性で最後まで見ましたが、しかし終盤の衝撃の展開はなかなかのもので
キャラクター達の心情を興味深く見ることはできましたし、
幼なじみの夕夏の心情の変化などは見てて可愛いと思いました。
まあ最終的には楽しめなくもない出来だったかな? みたいな。
でもロミオにしてはイマイチだなあと思ったので購入予定だったゲーム版は買いませんでした。
自分限定の話ですが、出来の悪いアニメを先に放送したのが凶と出たな! みなとそふと!




△ハルチカ~ハルタとチカは青春する~
学園青春吹奏楽アニメかと思って見始めたら日常ミステリー物でした。
吹奏楽の描写は重要ではありますがメイン要素ではなく、
ミステリーを解き明かしていくことで表現される十代の少年少女たちの青春期らしい葛藤、
みたいなものが主な面白さなのかなーと思いつつ見てました。
持ち前の元気さと勢いで他のキャラクターたちにぐいぐい食い込んで解きほぐしてゆくチカ、
聡明さを武器にミステリーを解き明かしてゆくハルタ、という取り合わせはバランスが良いですね。
Q.E.D.という推理漫画がありますが、キャラの役割的にはあれと似た感じがするかな?

キャラデザも魅力的で、声優さんたちの演技もよく、美術的にも出来がよかったです。
それでなんでこの評価なのかというと、なんか感情移入し切れない内容だったからなんですね。
アニメの一話一話の内容自体は後で思い返すと味わい深そうなエピソードだったんだなあと思えるんですが
それが視聴中は伝わってこないです。
たぶんこれ一話一話に原作の内容詰め込みすぎてるんじゃないですかね。
原作読んでないので推測ですけど。
一話の尺が倍だったら、きっともっと良い作品になっていたのではないかと思います。
吹奏楽描写の添え物っぷりも、もう少し緩和されたのでは……さすがに大会すっ飛ばしは萎えた……
チカちゃんの暴走機関車みたいなお馬鹿さ加減がとても可愛かったのでもったいない。
正直、途中からはストーリーには期待せずにチカちゃんと芹澤さんの可愛さを観賞するためだけに見てました。
久々に吉田玲子脚本作品で面白くないと感じるものに出会ってしまった。




という感じです。
冬は、自分が見ていた範囲では突出した作品はありませんでしたが、
光るものがある作品は充分あったように思えました。
日常物がショートアニメばかりだったのが惜しかったかなー
でも、スポ根モノでいいものがあったのは良かったです。
世間では、この素晴らしい世界に祝福を! などが評判よかったみたいですね。

春は好きな漫画がいくつもアニメ化されているので、それらを中心に楽しんでいきたいと思います。
特に「少年メイド」は女性向けですが、男でも楽しめる良質なハートフルストーリーなので
丁寧にアニメ化してほしいなぁー、などと思っております。


自己紹介
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