2015年02月28日

作家の火坂雅志氏が死去されたとのこと

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150227-00000072-mai-soci
<ここから引用>
火坂雅志さん58歳(ひさか・まさし<本名・中川雅志=なかがわ・まさし>作家)26日、
急性膵炎(すいえん)のため死去。葬儀は近親者のみで営む。喪主は妻洋子(ようこ)さん。

 早稲田大卒。出版社勤務を経て、1988年「花月秘拳行」でデビュー。2007年、
直江兼続を描いた「天地人」で中山義秀文学賞。同作はNHK大河ドラマになった。
他に「臥竜(がりょう)の天」「軍師の門」など。昨年10月から入院していた。
<引用ここまで>


いや残念ですね。こんな若さで亡くなられてしまうとは。
58歳なんて時代小説のジャンルなら、まだまだこれからって歳じゃないですか。
ご冥福をお祈りしたい。

自分も氏の作品はいくつか読んでいますが、いい作家さんでしたね。
大河ドラマ化された「天地人」が有名ですし、
他にも「虎の城」など長編も色々と書かれていますが、
どちらかといえば短編の方が光るものがある作家さんだったと思っています。

ややマイナーな戦国武将ばかりを題材にした短編集「壮心の夢」は名短編ばかりで
読んだあとに感慨が尾を引く感じが、すごく好きでした。
氏の書籍の中ではこれが一番印象に残ってます。
その中でも木村吉清を主人公にした「抜擢」
赤松広通を主人公にした「桃源」の二本は
題材となった武将のマイナーさに反して、その味のある生き様が印象的で、
すごく面白かったです。

赤松広通がどれだけ領民に慕われた偉い領主だったのかを知ることができたのは
とてもありがたいことでした。もっと知名度が上がって欲しい、理想の領主と言っていい人。
よくぞこの武将を題材にして小説を書いてくれた、と強く感謝したい。

とまあ、火坂作品に関しては自分はこのくらいしか語れませんが、
とにかく惜しい作家を亡くしたものです。
マジもったいないなあ……
同時に、健康には気をつけないといけないなあ、と思わされますね。


18:58|この記事のURLコメント(0)トラックバック(0)時代小説  このエントリーを含むはてなブックマーク  mixiチェック

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