2014年03月08日

まんがタイムきらら系雑誌の打ち切り基準って、どうなってるのでしょう

自分は芳文社の萌え四コマ漫画の雑誌をいくつか買っていて、
それ以外の出版社の萌え四コマは目についたコミックスを買っていくスタイルで
楽しんでいます。
萌え四コマは絵が可愛いし、ほのぼのした気分になれていいですね。

ところで、芳文社のまんがタイムきらら系雑誌では、
連載がどこまで続くか、明確な壁が存在しているように感じます。
最近、好きだった作品がいくつも終了してしまってショックなことが続いたんですが、
この系列って結構打ち切りの判断が容赦なくて、バッサバッサ終わることがあるんですよね。
基準を部外者なりにまとめてみたくなったので、ちょっと考察してみました。

だいたい、コミックス何巻まで出して終了、という区切りがあるようです。


・3巻以上
安定した固定ファンが付いている人気連載の様子。
2巻を突破した連載は、アニメ化の芽も出てくる感じ。
たいてい掲載位置が前の方で安定していればこうなるが、
真ん中~後ろの方で固定されていても長期連載になる作品もたまにある。
(『三者三葉』『かいちょー』『R18!』等)
そういう作品は単行本の売上がいいのかも。
3巻完結でも充分に人気作品であり、4巻以上出る作品は希少な看板クラス。

・2巻で完結
それなりの人気をキープして中期連載作品として終了。
よく見るパターン。
掲載位置が真ん中から後ろあたりで安定してしまっている連載の場合は、
ここまで持って行ってスッキリ完結してくれれば御の字と言える。

・1巻発売後に打ち切り
当然2巻は出ない。コミックス派のファンが居た場合、
永遠に出ない2巻を事情を知らないまま待ち続けることになりかねない。
一番最悪の打ち切りパターン。

・1巻で完結
あまり人気が伸びないと判断された場合、こうなるのでしょう。
単行本1冊でスッキリまとまっているだけ1巻後打ち切りよりはだいぶマシ。
普通は1巻を発売して、そのコミックスの売り上げで様子を見るようなので
1巻でキッチリ終わる作品というのは意外と少ないです。

・1巻も出せずに打ち切り
人気がまったく出なかった連載はこうなってしまうのでしょう。たまに見る。
コミックス派が発生しない分、1巻発売後の打ち切りよりはまだマシかもしれない。

・連載に昇格できず
きらら系は、まずゲスト掲載(読み切りor2~3号連続掲載)という形で載せてから
人気があれば連載に昇格、というパターンが多いです。
そこで人気が出なければ、そもそも連載になれず消えていきます。
気に入ったゲスト漫画があった場合、自分は、きっちりアンケを送った上で、
連載化するかは分からないので雑誌から切り取って保存しておくようにしています。



そんな感じ。
コミックスを長く続けて出していくのは相当な人気がないと難しいようです。
1巻ごとに大きな壁になっているようで、特に2巻の壁を突破するには
安定した人気がないと難しい様子。
2巻まで行ければ、その後に途中打ち切りされることはほとんどなく、キリよく終わってくれることが多いです。
1巻後打ち切りはコミックスで取っておきたい読者にしてみると本当に最悪ですね。
4コマはページ数が少ないため、1年で1冊出れば速い方であるという発刊ペースの遅さがネック。
そのせいで、1巻出したあと2巻出ずに途中で打ち切りという酷い打ち切りスタイルが
生まれてしまっているのかな。

なので好きな連載があって、あまり人気がなさそうだと感じたなら
できるだけアンケートハガキ出しましょうねー
でもまあ、毎号、一番好きな連載の欄に記入してハガキ出してても
無慈悲に打ち切られることもあるんですけどね……
そういう時って、なまじ読者としてやれることをやっていただけにマジへこみますね。
俺の送ったアンケは無駄だったのかって思っちゃうし。



以下、無慈悲な1巻発売後打ち切りの憂き目にあった作品群のごく一部を紹介













他にもいくらでもあるから困る

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コメント一覧

1. Posted by でんえん   2014年05月24日 13:45
管理人さま、こんにちは。
初めてカキコします。

芳文社系作品の件ですが、1巻を出しても評価が芳しくないと2巻以降を出さないというケースも多いそうですね。
キャラットに連載してたつっつ先生の「ハレハレハレルヤ!」も2014年5月号を以って連載終了となりましたが、昨年12月にコミックス1巻を出したまま、2巻の発売予定もなさそうみたいですね。
キャラット誌上でも2巻の発売予告はなく、どうやら単行本は未完の1巻のみで終わることとなりそうですね。
(タイム系ですが)まんがタイムスペシャル(タイスぺ)に連載してた藤堂あきと先生「カブルモン」もおととい22日発売の7月号で連載終了となり、1巻は出したものの2巻は発売の予定もなく、タイスぺ誌上での2巻発売の予告もなければ、藤堂先生のTwitterでも「2巻は出ない」と言っており、こちらも未完の1巻で終わることになりそうですね。
私も芳文社系のコミック誌はよく買ってるのですが(都内の某コミック店ではイラストカードがもらえるフェアもやってますし)、1巻を出しても2巻を出さないケースもあれば、1巻はともかく、2巻までは出しても最終巻となるはずの3巻は出さないというケースもありましたね。
きらら系ではあったのかどうかはわかりませんが、タイム系ではうず先生「炊飯器少女コメコ」カワハラ恋先生「東京!」であり、もし、きらら系でもこういうケースがあるとしたらホントに3巻以降も出すのか不安なのは確かのようですね。
芳文社は2012年5月に「コメコ」1巻発売告知の自社製作PVをYou Tubeで流したこともあっただけに最終巻の3巻を出さずに終わってしまったのは残念でなりませんね。一体何のためのPVだったのかですよね。

それではまた。
2. Posted by houtengageki   2014年05月25日 19:05
>でんえんさん
初めまして、コメントありがとうございます。

そうですね、1巻後に打ち切りになるケースは、
芳文社系の雑誌を追っていると、定期的に目にしてしまいますよね。

自分はきらら系しか雑誌を買っていないので、タイム系については
あまり詳しくなかったのですが、そちらでも同様のことが結構あるのですね。
となると、芳文社全体の方針っぽいですね。
編集の判断がかなりシビアだなという印象を受けますが、
四コマ漫画の単行本が発刊までに時間がかかるというのが、やはり原因として
大きいのでしょうかね。
もう少し、連載を大切に扱ってほしいものですが……

2巻が出て3巻が出ないケースは、きらら系だとめったに見ませんが
最近だときららMAXの「おにさん、こちら」がそうだった覚えがあります。
好きな連載がそういうことになってしまったら、読者としてはたまりませんが
読者ができるのはせいぜい単行本の買い支えとアンケートぐらいですし、
なかなか厳しいものがありますね。
編集方針が変わらない限りは、できることをやりつつ、
あとは祈るしかなさそう。

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