2013年05月

2013年05月31日

5月に買ったエロゲとかゲームとか

 今月は購入したものが多いです。 まずエロゲから……  
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左上――逃避行GAME  
右上――グリザイアの楽園  
左下――執事が姫を選ぶとき  
右下――三極姫2 遊戯強化版弐  

エロゲだけで4本です。
『逃避行GAME』と『執事が姫を選ぶとき』は本当なら先月出ていたはずの作品なので
今月は少し増えすぎてしまったというのが正直なところです。
発売延期は本当困りますね。
でもまあ、どれも欲しかったものなので届いたときはテンション上がりました。  

『執事が姫を選ぶとき』はすでにクリアしてこちらにレビューを投稿しました。
http://erogamescape.dyndns.org/~ap2/ero/toukei_kaiseki/memo.php?game=17412&uid=houtengageki  

Sお嬢様がいるということで、Mな身としてはどんな風に虐げてもらえるのかなあ、
という風に期待してましたが、まあ萌えゲーっぽい見た目通り ちょっとソフトな感じでして、
自分としては少しエロ的には物足りなかった。
でもお嬢様もののキャラ萌えゲーとしてはそれなりに楽しめる部分もあって
悪くはないゲームではありました。良いとも言いませんが。
自分は買って損はしなかったと思えば70点ぐらいは付けますが、
これには71点を付けたので、まあそんな感じです。  

あとは逃避行GAMEと三極姫2遊戯強化版弐を並行してプレイ中です。
逃避行GAMEの穏やかでかつ危うい雰囲気がとても好みで、 浸りながらプレイしてますし、
三極姫2遊戯強化版弐の方は、自分は無印が極姫シリーズで一番好きなタイトルなので
追加された新シナリオは素直に楽しんでプレイしてます。  

グリザイアの楽園は一番後回しになるかなあ。 これも完結編ということで楽しみなんですけどね。
藤崎竜太好きだし。  


一般ゲームの方は2本。
XBOX360の『怒首領蜂最大往生』を購入して、 エロゲの気分転換みたいな具合にプレイしてますw
CAVEの弾幕シューはやはり完成度が高いですね。
今回はパイロットのキャラクターも萌えな感じでナイス。
でも怒首領蜂に萌えを取り入れなくても良かったんじゃないか? とも思うけど。
CAVEは虫姫さまとか、萌え要素のある作品は他にいろいろあるんだし。
ともあれ、ぼちぼち攻略していこうかなと。
自分は怒首領蜂シリーズはひとつも1周クリアすら達成したことがないので
これもクリアできるかどうかは怪しいところですが、 楽しめればいいかなーって感じですね。
今のところ4面ボスまで到達することができました。  

もう一本はこちらです。
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『這いよれ!ニャル子さん 名状しがたいゲームのようなもの』

少しプレイしてみましたが、普通のADVのようですね。
最初はアニメ1期の展開をなぞるようですが、後半にあるという オリジナル部分が楽しみです。
ニャル子以外のエンディングもあるようですし。
ただ少し演出やコンフィグが貧弱なのが気になるなあ……
とはいえキャラ萌え目当てだから、そこが楽しめればいいんですけどね。  


特典のタペストリーもいい感じです。  
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想像していたよりサイズが大きくて嬉しい。
さっきはニャル子以外のEDが楽しみと言いましたが、 この作品で自分が一番好きなのはニャル子なのでw  

このような感じで合計6本もあって、全部崩すには時間が足りないかも……
この上、今週は『もんむすくえすと!』の終章が出てしまうようですし。
あれは大好きなシリーズだから、出たらすぐに没頭してプレイしたい。
プレイしたいゲームが多すぎて悩ましい月末になってしまいました。 楽しいけど。

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2013年05月24日

『ヤマノススメ』ブルーレイ 雑感

 今日は、冬に放送された『ヤマノススメ』というショートアニメのBDについて。
このアニメは、キャラクターの可愛らしさもさることながら、
主人公のあおいが登山を好きになっていく過程を通して登山の魅力を伝えてくれる、
とても質の高いショートアニメでした。
ゆるやかでほのぼのとした雰囲気、綺麗な背景、好感の持てるキャラクター描写と
各要素が相まって、見ていてとても癒されるアニメだったので、
冬アニメでは一番お気に入りの作品の一つでした。

引っ込み思案だったあおいが、登山に楽しみを見出していく姿は見ていて好ましいものですし、
趣味を通じて友人が増えていくポジティブな展開とリンクしてもいて、 構成がとても良かったです。
登山という題材の扱い方についても、本当に初歩の初歩から紹介されていて
登山という趣味の身近さと楽しさがよく伝わってきたのもナイスでした。  

なので、BDも当然のごとく購入。
yama

 Amazonで予約注文してたんですが、珍しく発売日に届いたので、さっそく通して見てみました。  

やっぱりBDで見るとキレイですね。作画に気合の入っていた背景なども、よく映える。
内容は本編12話に加えて、おまけエピソードとして13話目が収録されてます。
13話目はクライミングジムを舞台にしたお話で、しっかり本編の四人が全員出てきます。
ヤマノススメのテーマがしっかり取り入れられたエピソードに仕上がっていましたし、
雰囲気も本編同様だし、いい話だなあ、と素直に思える内容でしたので、
本編が好きだった方なら間違いなく楽しめるでしょう。
あおいがまた少し前向きになったような姿を見せてくれて、気分がほっこりしました。  

本編の1エピソードは、EDを除くと各3分ほどでしたが、 13話は5分あまりもあって、わりと長く感じます。
このへんは尺にとらわれることのない、BD特典ならではの良さですね。
それでいて内容の濃さは変わっていませんでした。ナイス。
しかもシャワーシーンというサービスもありましたので、
キャラクターに思い入れのあるファンとしては、とても嬉しい内容のエピソードでした。
まあサービスといっても、個人的にはこのアニメのキャラはエロス的な目で 見ようとは特に思わないのですけどね。
それでも裸に近い姿が見れるのは嬉しいものは嬉しいw

あとは各種CMなどの映像特典。
映像特典の中で一番良かったのは、主題歌『スタッカート・デイズ』の
ワンコーラスバージョン(放映版のEDロールよりも長い)が良かったです、
おそらく新規映像だと思うんですが、歌に合わせてあおいとひなたが一緒に歩く姿が 流れるんですが、
それがとてもかわいらしくて良かった。
ずっと流していてもいいんじゃないかというぐらい癒される映像特典です。  

CM関係も色々と見れます。 鉄道会社? による、このアニメの宣伝映像なんてあったんですね。
他にもアーススター関係の他作品のCMなども入ってましたが、
秋にアニメ化する『世界でいちばん強くなりたい』は30分アニメなのだそうで。
そうした感じで、今後アニメ化する作品の情報などもありました。  

ブックレットは2冊。監督や出演声優などのコメントが載っていますが、
監督によると「30分アニメではできない色々な試みをさせてもらった」とのことで、
色々と特殊な制作進行だったことがうかがい知れる内容で、なかなか興味深いコメントでした。
やはり5分アニメだからこその高いクオリティだったという面もあるんだろうなあ、
と納得させられますね。
あらためて振り返ってみると、テンポの調度良さといい、濃縮された高品質な作画といい、
短いからこその良さが色々あったと思いますし。  

ただ、ニコニコ動画のコメントを見ていてよく目にした 「30分で見たい」という意見も、
当時とても同意できたものでした。
このアニメは見ていて心地いいし飽きも来ないし、濃密な3分間だったからこそ
もうちょっと長く楽しんでいたいなあ、という気持ちにさせられるんですね。
だからこそ、30分アニメで見たい、というコメントが出てくるのでしょう。
そういうコメントがたくさん出てくるというのは、このアニメが いかに質が高い作品かという証拠と言えるでしょう。  

まあ何が言いたいかっていうと、 この作品はショートアニメだから良かったのは間違いないし、
もう今さら30分で見たい、とは言いませんが、
前述のようなコメントが多数出てくる時点でこのアニメは勝ちだ、ということです。  

話が逸れましたが、ブックレットはあとは設定画など。
他にも原作者しろ氏のアニメ感想漫画も2ページほどありました。  


そんなところですかね。
ちなみに、本編をずっと流して見ていると、全エピソードをEDなしで
本編のみを連続して見られるモードも付いていれば
よりテンポが良くなるから嬉しかったかもなーとか思ったりもしたんですが (なにしろこのアニメ、全話、話がつながってますし)
でもよく考えると、EDも毎回映像が違っていて、 各話のその後を歌に乗せて見せてくれる、
みたいな演出になってるし、 エピソードの一部になっているから、これはこれで必要なんですよね。
このEDを使った演出も良いものでした。
だからまあ、このアニメは全話EDも含めて鑑賞するのがベストなんだな、 と納得したりもしました。  

ともあれ、BDクオリティで全話見て、改めてとても癒されましたし、やっぱりいい作品だなぁーと再確認しました。BD買ってよかった。
本放送見て面白かったと思った方なら絶対買って後悔しませんし、
また、未見の方でも質の高い癒し萌えアニメが見たいならオススメです!
ショートアニメだけにBD全1巻ですので、 アニメソフトは全話買うと金がかかるし棚も圧迫されるのがなぁ……
という方でも安心ですしね。



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2013年05月15日

『てんたま』シリーズを中心に、高瀬伸シナリオへの思い入れについて語る

 僕はKIDというメーカーが作っていたギャルゲーが好きで、
倒産するまでに20本近くのADVをプレイしました。
あのメーカーはEver17を筆頭としたインフィニティシリーズ、
学園モノのヒットシリーズだったメモリーズオフシリーズといったところが
代表的なタイトルとして知られていますが、 自分はこれらももちろん好きでしたが、
サブ的な位置づけだった開発ラインで作られていた、
地味ながら個性があって面白い作品群にも思い入れがあります。  

 中でも『てんたま』シリーズにはとてもハマり、寂寥感あふれる雰囲気ながら
とても優しい癒し系のシナリオで、 心暖まる読後感を与えてくれる作風がとても好きだったのです。
なので、てんたまのメインライターである高瀬伸 氏の作品はよく買うようになりました。  

 氏の担当作品は、てんたまの他には『Iris』『てんたま2wins』でメインルート、
『Monochrome』で全6ルートのうち2ルート(千歳と梨沙)、
『Memories Off』のかおるルート、といったところだったはず。
あとは『マビノ×スタイル』で日常部分を少し担当されていた、と聞いています。  

 氏のシナリオで好きなところは、とにかく好感の持てるキャラクターを描いてくれること。
嫌味がなく、『てんたま』では三角関係のいざこざや修羅場を描くシーンが頻発していたにもかかわらず、
登場キャラの誰にも悪意や自分勝手さが無く、
すれ違いの切なさを中心とした三角関係の恋愛の情感を
不快感なく楽しむことができるように 仕上がっていました。
千夏を怒らせる貴史のそっけない態度なども、勝手なように見えて
主人公を思いやる気持ちから来ているのだと分かると、いい奴だなと思えましたし……  


 『てんたま2wins』では、とにかくキャラクターの性格に癒されました。
全員いいキャラでしたが、同級生ヒロインの真雪が一番のお気に入りでした。
彼女は明るくて元気なタイプですが、 キャラクターとして過剰なところやわざとらしさが一切なく、
バイト先の同僚であり同級生でもある親しい女の子として、
とてもナチュラルな付き合いが楽しめるキャラクターです。
毎日、ただ普通に日常会話しているだけなのに とても楽しい気持ちになれるのが、すごく良かった。
それでいて主人公に分かりやすく好意を示してくれているのが伝わってきて
それがすごく可愛いんですよ。  

 テンションが高いわけでもなく、むしろ落ち着いた空気の中で、
これだけ楽しく心地良い気分に浸らせてくれる日常シーンは、なかなかないと思います。
真雪との日常は何も起こらない普通の日々だというのに、 自分にとっては最高の癒し空間でした。
個別ルートの終盤も、大きな山場は無いながら、すごくいい話で締めくくってくれるし、
ラストの真雪による主人公への好きアピールが最高に萌えでしたし、
徹頭徹尾出来の良いルートで、このゲームの中で彼女は一押しです。  

 恋愛を助けてくれる天使がいるという非日常要素はあるものの、
『てんたま2wins』は雰囲気は日常そのもので、それが一番の魅力と言えますし
切ない展開のシナリオのルートもありますが、癒し系として一番気に入っている作品です。
これで、いまいち面白くないルートがあることと(高瀬伸担当でないルートがあるのです)
育成部分のゲーム性が邪魔なこと、そしてシナリオのボリュームが非常に少ないことなどの
マイナス要素がなければ、初代てんたまよりもむしろ高く評価できたはずなので、惜しい作品だと感じています。
テキストの質などは確実に初代てんたまよりも進化していましたし。  


 他には『Iris』も癒し系としてなかなかの出来の作品。
クリスタル的な印象の、冬の冷たさをうまく表現した出来のいいBGMの数々が
優しい内容のシナリオと上手くマッチして、非常にいい雰囲気を作り出していました。
切なく寂寥感のある雰囲気の癒しゲー、という感じなので、初代てんたまに近い作風ですね。
Irisのほうが、より落ち着いた静かな雰囲気でした。
母親代わりの女教師ヒロインとの、かなりの年の差カップルエンドがあって
主人公が中学生でわりとショタなこともあり、妙に興奮したことを覚えていますw  


 冬の雰囲気といえば、『Monochrome』もBGMは素晴らしかったです。
冬の冷たさと透き通った空気、そして天使がモチーフになっているだけに
神秘的な雰囲気をも感じさせてくれる、そんな楽曲群は、
数々のKID作品BGMの中でも屈指の出来と言えるでしょう。
まあMonochromeはシナリオ自体は癒し系ではなく、どちらかというと鬱系で、
出来の方もやや消化不良なところがあるので、やはり高瀬氏は癒し系のほうがいいなあ、
と改めて思わされてしまった作品でもありましたが。
でも雛水ルート(日暮茶房氏担当)は面白かったですし、
高瀬氏の担当部分も、梨沙ルートのラストとかすごく好きですけどね。  


 癒しゲーはBGMはとても重要なので、そういう意味ではKIDに阿保剛という
優れたコンポーザーがいたのは、とても幸運なことだったでしょう。
阿保氏のBGMはメモオフなどでも評価が高いですね。
5pb移籍後はシュタインズゲートのBGMなども良い。  

 という感じで、高瀬伸作品への思い入れを語るとすごく長くなってしまいますが、
とにかく氏の書かれるヒロインは嫌味がなく、 接していて優しい気持ちになれるので、すごく好きなのです。
メモオフのかおるルートは、あのルートだけヒロインの性格もストーリーも
妙に何の変哲もないので微妙に浮いていますが、
ああしたナチュラルっぽいヒロインや恋愛を描くのが上手いんだな、 って改めて思います。
このライターさんはKIDでもう一本出す企画があったらしく、
それが『てんたま2wins』のような作風のものだったらしいので、
KID倒産により話が無くなってしまったのが非常に残念でした。

 その後しばらく音沙汰なく、最近『水月弐』のシナリオの仕事をされていましたが
あれもせっかく水月というタイトルで高瀬氏のシナリオなのに
癒し系じゃないキャラクターや展開ばかりだったのがとても惜しかった。  

 今後、氏の癒しシナリオを楽しめる日がまた来ることを祈りたいものです。
変名でエロゲのシナリオ書かれたこともあるらしいんですが、 どのゲームなのか非常に知りたい……

22:13|この記事のURLコメント(0)トラックバック(0)ギャルゲー  このエントリーを含むはてなブックマーク  mixiチェック

2013年05月11日

自分のプレイ歴と、ゲーム性のあるエロゲーについて

 たまに、批評空間の自分のデータを見ていろいろ考えることがあります。
まあ、よくこれだけエロゲーやギャルゲーをやったものだなあ、と
感慨にふけることが多いですが、今日はちょっと思ったことでも書こうかと。  

まず自分のデータはこれになりますが……
http://erogamescape.dyndns.org/~ap2/ero/toukei_kaiseki/user_infomation.php?user=houtengageki  

今まで約380本ほどのゲームのレビューを投稿してますが、
今日はエロゲー、それもゲーム性のある作品についていろいろ振り返ってみたんですが、
ブランド別入力数を見ると、げーせん18が9本となっていてゲーム性メーカーでは一番多い。
戦極姫、三極姫といったシリーズのファンなのでプレイ本数が自然と多くなってます。

じゃあ他はというと、脱衣麻雀が同人を含めてかなりの本数入力済みで、
同人は他にもエロRPGメインにそこそこ。
あとはアボガドパワーズ作品が数本あるくらいで、他は散発的に入力してる程度です。  

近年(90年代入れると話が面倒になるのでだいたい2000年ぐらいから以後)、
ゲーム性で勝負しているエロゲーブランドといえば、
エロゲーマーならパッと浮かぶブランドがいくつもありますね。
・アリスソフト
・エウシュリー
・ソフトハウスキャラ
・ナインテイル/デュアルテイル  

このあたりでしょうか。 人によっては戯画、ぱじゃまソフト、XUSE、Leafなども入りそうですが
これらは普通のADVも作っているため、ゲーム性中心というイメージは個人的にはないので
上の4つが適当かなと思いました。  

で、この4つのブランドの作品についてですが、自分はどれも1作品すらレビュー投稿してないんですね。
げーせん18作品はあんなに色々投稿してるのにw
ただ、エウシュリーを除く3ブランドに関しては、作品をプレイしたことはあるのです。
アリスなら、あゆみちゃん物語を昔やりましたし、学園KINGもやった。
最近だとエスカレイヤー、ハルカといった超昂シリーズもプレイしてます。
キャラについては、ウィザーズクライマーはプレイしました。
デュアルテイルは処女作のヴィーナスブラッドをやりましたし、
ナインテイルは天ツ風をエンディングまでプレイした経験があります。  

じゃあなんでひとつもレビュー投稿してないのかというと、 コンプリートした作品が全然無いからなんですね。
超昂シリーズはいくつか陵辱エロを見たら満足してプレイをやめたり……
ウィザーズクライマーはイマイチ肌に合わなくて2周めの途中でプレイをやめたり……
ヴィーナスブラッドは金髪のメインヒロインの調教をひととおり見たら満足して……
天ツ風は一番好みだった朱火というロリキャラをクリアしたら満足してしまいました。  

自分は基本的に全部終わってから、あるいはせめて7割がた終わってからでないと
レビューを投稿する気になれないので、投稿歴がひとつもないというわけです。
なにせ、これらのメーカーのゲームはコンプしようと思ったら、 かなり手間がかかることが多い。
エスカレイヤーとかエンディングいっぱいあるみたいですし、
ウィザーズクライマーは相当なやりこみ系ゲームなのが2周目の時点でもう分かりましたし、
(ちなみに肌に合わなかったのは周回前提のゲームデザインが苦手だからです)
天ツ風は1ルートが長すぎて、好みでないヒロインのルートをやる気が起きませんでした。
だからどうしてもゲーム性のあるゲームは全部クリアしないことが多くて、
レビューの投稿もしてないというわけなんですね。  

そこへ行くとアボガドパワーズのゲームは結構あっさりしていていい。
D+VINE[LUV]は1周するだけでコンプできる分かりやすいつくりで、
熱中度も高くて手軽に楽しめましたし
とびでばいんはエロゲのシューティングの中では、ゲームバランスも爽快感も五指に入る。
どちらも結構あっさりクリアでき、それでいて満足度が高かったので 自分にはちょうどいいゲームでした。
げーせん18は結構プレイ時間かかりますけどゲーム性そのものはシンプルだし
やることといえばイベント集めがメインだから気楽です。  

とはいえ、自分もやりこみ系のゲームは嫌いではなく、むしろ結構好きですし
(CSではそれなりにやりこみ系RPGとかもやってます)
例の4メーカーのゲームがアボパやげーせん18に劣っているとか言う気も当然無いです。
ただ、自分はCSも含めてそういう系統のゲームはコンプすることが非常に少ないので、
レビュー投稿は今後もほとんどできないだろう、ということになるわけですね。
作品自体は、積んだままの『戦国ランス』『戦女神ZERO』『機械仕掛けのイヴ』などは
いずれ崩したいと思っていますし、これらもおそらく一定以上楽しめはするでしょう。
たぶんコンプすることはできないだろうけど。
しかし、こういったゲームのレビューって批評空間にたくさん投稿集まってるけど
あれだけやりこみ要素の強そうなゲーム群を、みんなよくコンプするもんだなあ と感心してしまいます。  

とにかく、今日はアリスやエウのゲームをひとつもレビュー投稿していない理由について 書いてみました。
あれ? そういう趣旨だったっけこのエントリ。なんか書いてるうちにズレた気がするな。

00:16|この記事のURLコメント(2)トラックバック(0)エロゲ  このエントリーを含むはてなブックマーク  mixiチェック

2013年05月04日

4コマ漫画感想『LSD~ろんぐすろーでぃすたんす~ 2巻』

 今日は、4月末に購入した萌え四コマのコミックスでも紹介しようかと。 購入したのはこちら。
4月末に発売されたばかりです。


 2巻はまず表紙がいい。陸上っ娘の魅力が絵的にすごくよく出てますね。
1巻の表紙はアップすぎる構図でいまひとつでしたし、
いつだったか掲載誌のきららMAXの表紙を飾った時などは、なぜか制服姿の絵で
作品の魅力がまったく出ていないのが非常に歯がゆかったものです。
それに比べると今回の表紙は非の打ち所がないと思います。とても萌えですね。  

 さて中身ですが、この作品、萌え四コマではありますが 1巻から通じてコンセプトがしっかりしていて、
完全な初心者の主人公・朝岡椿が陸上部に入って、
少しずつ陸上(長距離)の醍醐味を知っていく過程を、 萌えを織り交ぜながら描いていく作品という感じで、
スポーツものとしてはオーソドックスな流れです。
しかしとにかく描写がしっかりしてるというか、 いろいろなトレーニングを体験していったり、
シューズを買ったり などといったことをはじめ、
陸上部らしい描写は内容がバリエーション豊富で飽きさせません。
それに女子高生ものとしての日常キャラクター描写もしっかりした質で描かれ、
陸上一辺倒にもなっておらず、しっかり学園萌え漫画の体裁も守ってます。

 そうして記録会などの節目的なイベントを通じて、椿が陸上への思いを深めていく流れは
初心者が成長していく段階をとても分かりやすく踏んでいるので感情移入しやすく、
四コマ漫画としてもスポーツものとしても読み応えは良いです。
雰囲気的にも、基本的に和やかでありつつ、要所ではみんな真剣なのが実にいいですね。
スポーツやってる女の子っぽい魅力があって。
キャラクターも多数登場しますが、みんな個性的で可愛いです。  


 それと、スポーツや趣味を題材にした作品っていうのは、
それを実際に自分でやってみたくなると思わせてくれるなら間違いなくいい作品だと思いますが、
この作品はその点でも優れています。
タイトルになっているLSDをはじめ、作中で登場するトレーニングは、
どういう内容なのかとか、やり方などが結構分かりやすく描かれているし、
コミックス2巻にはランニング講座なんかも幕間にあったりして、
陸上に興味を持った読者が真似したくなるように作られてますね。
何より、前述したような展開で、椿が陸上にどんどん真剣になっていく流れを見ていると
長距離ってやり甲斐がありそうだな、と感じられてきます。
タイムが縮まった時の喜びようなども印象的に表現されていて、
陸上の楽しさと醍醐味をキャラクターを通じて読者にしっかり伝えてくれます。  


 そんな感じで、スポーツを題材にした萌え四コマとしては良作の部類でしょう。
1話ごとにオチはついてますが、全体にしっかりと流れがあるので まとめて読んだほうが面白かったです。
2巻は1巻よりも主人公の心身両面での成長が実感でき、成果として現れていくので、
最初から読んでいるとかなり充実感を覚えられる内容になっていて、 気持ちよく読めました。
この作品は人気出てほしい。 4巻ぐらいまでは続いて、できればアニメ化して欲しいなあ、と思います。  

 最後に2巻について、内容以外で難点があったので述べておくと、
ただでさえキャラクターの下の名前があまり呼ばれない作品なのですし、
コミックスの最初にキャラ紹介はつけておいて欲しかった。1巻にも無いんだよなあ…

07:13|この記事のURLコメント(0)トラックバック(0)漫画レビュー  このエントリーを含むはてなブックマーク  mixiチェック
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