2013年08月

2013年08月01日

『クイーンズブレイド プレミアムビジュアルブック 雌』 感想

 このプレミアムビジュアルブックには、前回の「散」同様に
美闘士敗北をテーマにした本である『ヴァンキッシュド・クイーンズ』の OVA版が付属しています。
しかも新作の「雌」では、クイーンズブレイドの中でも個人的に好きなキャラである
アイリやナナエルが登場するということで、楽しみにしていました。

前回の「散」は美闘士敗北と言いつつ結構なまぬるい内容だったので残念な気持ちになりましたが、
まあ次回はもうちょっと頑張ってくれるだろうと期待して今回の「雌」も購入することにしました。
で、それが今日届きました。パッケージはこんな感じ。  
8011

聖邪蹂躙……
なかなかにそそられるタイトルです。
果たして、アイリたちはどのくらい悲惨な敗北姿を晒してくれるのか? 楽しみですね。
あ、ビジュアルブックについてはサイズが小さいですし描きおろしは1枚だけですので お察し下さい。
一応、店舗特典などの絵が収録されていますので、
そういうのが目当てなら価値はあるかもしれませんが。  


そんなわけで、ブルーレイの方をさっそく見てみました。  

・・・・・・・・・・・  

あの……商品の帯にハッキリと書いてありますよね。  

コンセプトは”美闘士敗北”  って。  

どこが?  

そもそもアイリ達、一度たりとも負けてないんですけど。
痛めつけられるシーンは多少あったけど、全然たいしたことないし。  

前回の「散」では、一応トモエとノワは敵に敗北して捕まっているし、
特にトモエについては拷問されて傷めつけられるシーンがありましたし、
その際にあえぎ声をあげて見せてくれたりしていました。
それでも、描写が甘いのと、最終的には勝利していたことに不満を覚えてしまいましたから、
次回はもうちょっと悲惨な敗北ぶりを楽しませてくれる出来になっていたらいいなあ
と思っていたのですが、まさかあれよりもパワーダウンしているとは思いませんでした。  
敗北する姿も、痛めつけられて悲鳴やあえぎ声を上げる姿も、
もちろん悔しがる姿なんてのも、無いに等しいです。
ヴァンキッシュド・クイーンズの良さが何も感じられない。
こりゃあ残念ながら駄作ですね。  


とにかく、内容を詳しく紹介していこうと思います。
本編の「聖邪蹂躙」が25分のストーリー物。
おまけとして「アイリの夜食バンザイ」というショートアニメも収録されています。  
まず本編から紹介しますと、アイリ、ライラ、ナナエルの三人が登場し、
地上の村で顔を合わせ、いろいろあって村に近づいてくる脅威に力を合わせて対向する、
という流れの話から始まります。
要は、戦闘前の前置きですが、これが長い。
11分間ぐらいコメディ風の会話シーンが続きます。 「散」はわりとすぐ本題に入っていたのにね。  

そして戦闘シーン。 巨大な二足歩行の生物兵器みたいな敵に挑みかかり、苦戦する三人。
ようやく、やられ姿を楽しむことができそう! と、見ている方としてはテンションが上がります。
しかし、あんまりたいしたことはありません。
触手に手足を拘束され、粘液で服を溶かされたりするんですが、
全体的に描写が短く淡白で、エロさをじっくりと楽しむことができません。
痛めつけられ方も悲鳴も全然物足りない。

キャラ別に見ていくと…… ライラについては、自身も巨大化して巨人に挑みますが、
組み敷かれて絞め技を受けて喘ぐ、 という展開があり、
これはエロさ的には本作の中では悪くない方でした。
でもなんかライラの反応が淡白。もうちょっと悲鳴とか上げて欲しかった。

アイリは、触手に拘束されてエロい姿を晒すシーンが長めに描かれている感じ。でもお色気程度。

ナナエルについては、巨人に飲み込まれてあえぎ声をあげたりしますが、
すぐ描写が終わります。一番ダメ。  

パッケージにはライラとアイリしか描かれていませんが、
これは、この二人がメインという意味だったようで ナナエルは全然サービスしてくれません。
そもそも、いつもとコスチュームも違うし。 ナナエル目当てで買うと最悪でしょうね、これだと。  


で、まあ最終的には巨人の撃破に成功し、めでたしめでたし。いい話で終わります。 良かったですね。

良くないよ! 敗北しろよ!  


というかこれは何なんでしょうか。何のつもりで作ったのか?
パンチラ、パンモロ、服が溶ける、おっぱいと尻がもろ出し状態になる、
そんな格好で戦う美少女たち、みたいな感じですが、
そんなの全部「お色気」の範囲の描写ですがな。
ヴァンキッシュド・クイーンズって、悲惨な敗北シチュエーションが売りでしょう。
原作の本では、アイリは敗北して倒れ、 下級霊に辱めを受けそうになってみっともなく命乞いをしていたし、
ナナエルなんてコスはボロボロで全身ミルクまみれ、両手は鎖に繋がれて、
下卑た怪物に弄ばれそうになっている、などという、 これなんてエロゲ? 
というレベルのシーンだったりしました。 (というか、これらをそのまんまアニメ化してくださいよ……というのが、ぶっちゃけ本音)

普段、誇り高くてカッコイイ戦う女の子たちだからこそ、敗北した無残な姿がエロいわけです。
それがヴァンキッシュド・クイーンズのエロさでした。  
なのに、多少のピンチがあっただけで普通に勝利しただけという内容では、
全然ヴァンキッシュド・クイーンズではない。
というか多少のピンチとお色気だけでコメディとバトル中心のアニメーションって、
それ普通のクイーンズブレイドと大して変わらんじゃないか。  


てなわけで、それが結論です。
単なるクイーンズブレイドの外伝OVAって感じ。
そのつもりで見れば普通の出来
なので、楽しめるかもしれません。
まあOVAとして見ても、ちょっと作画が微妙だけどね!  


ところで、おまけのショートアニメ「アイリの夜食バンザイ」については、
アイリがご主人様(視聴者)のために食事を作ったり、掃除をしたりする姿を
5分間ぐらい見せてくれるというもの。
アイリの魔力が少なくなっている設定のようで、 料理中も掃除中も、
アイリのメイド服が薄くなって全裸が見えてしまう、という描写があります。
また、狭いところに入ろうとしているアイリを後ろから映して、パンモロを見せてくれたり、
お色気サービスにあふれた5分間になっています。

……だから違うんだよなあ、「散」のトモエのショートアニメなんて水責め拷問をされるアニメーションでしたよ、
使い回しまみれだったけどさ。
それに比べて今回のは、敗北はおろか痛めつけられる女の子の姿すら楽しめないとは。
今回はヴァンキッシュド・クイーンズのアニメであるという仁義をまったく守ってくれていない。
そりゃアイリのお色気が嬉しくないわけじゃありませんが、
今回求めていたものはそうじゃないのです。
せめてご主人様と何かする設定なら、お仕置きシーンでも見せてくれればよかったのに。  


感想は以上になります。いやあ、ダメダメでした。
前回も残念だったけど、買ったことを後悔するとまではいかなかったのに
今回は本当に損した気分になりましたからね。
前置きは長いわ、痛めつけられ方は淡白だわ、結局敗北しないわで。
全体的に、なんとなくコメディっぽさが漂っているのがそもそもアウト。悲惨さがまるで無いです。
ちなみに、ちょいちょい「散」を引き合いに出しましたが、
「散」だって決して出来のいい作品じゃなく、むしろダメな部類だったんですが、
駄作だった前回をさらに下回る駄作だった、ということです。
「散」が40点なら「雌」は25点ぐらいですかねー  

ヴァンキッシュド・クイーンズのOVAについては、
2014年に第三弾、第四弾と出していく予定のようですが、
今回のようなものを見せられると購入意欲は湧かないなあ……
キャラ次第では次も買おうかなとは思っていますが。
でも希望としては、いっそ今回の一連のOVAシリーズは無かったことにして
原作のヴァンキッシュド・クイーンズの忠実なOVA化を新たにやってほしい……

19:38|この記事のURLコメント(0)トラックバック(0)アニメ  このエントリーを含むはてなブックマーク  mixiチェック
自己紹介
ニックネーム:houtengageki

自己紹介:エロゲーマー。
エロゲー批評空間で
エロゲーやギャルゲーの
レビューとかしてます。

Twitter:kouta_houtenman
批評空間:houtengageki

当ブログ、上記リンク先ともに
18禁ゲームの話題を
扱うことがありますので、
18歳未満の方は
閲覧をご遠慮ください。

リンクフリーです