2024年07月18日

2024年春アニメ 感想

 ここ数年はXでアニメの感想を書いていたのですが、どうしても何ポストもかけてしまうような長文になるので、もうブログで書こうと思いました。
 今回からできるだけ毎クール、鑑賞した感想を書いて行こうと思います。



この素晴らしい世界に祝福を!3
 有名な異世界転生ものの3期ですが、キャラクターが非常に魅力的であるため、よほどのことがないかぎり面白いことが確約されているような作品であり、安心感がありますね。
 カズマがツッコミ役かつストーリーを動かす役として優秀であり、彼が各ヒロインの魅力を引き出しまくってくれるのが非常に良い。3期まで来るとめぐみんあたりはデレがだいぶ進んでいるので信じられないぐらい可愛いですね。
 そして、原作を読んでアイリス姫がアニメで登場するのを楽しみにしていましたが、3期でようやく登場。動く姿はとても可愛くて良かったです。
 3期のストーリー全体はダクネスがメインとして扱われる内容ですが、彼女の性癖の濃さの反面、本来の性格やバックボーンは非常に真面目なものであることがしっかりストーリーに反映されていて、ダクネスの魅力が充分に楽しめて良かったと思います。
 作画も質が高く、満足のいく3期でした。


終末トレインどこへいく?
 水島努監督によるオリジナルSFアニメ。終末とタイトルについてしますが、それほど終末感は無く、変異してしまった世界を鉄道で旅するロードムービー的な内容でした。
 女の子4人組が池袋駅を目指して西武池袋線の各駅(自分は乗ったことありませんが)で不思議な体験をしていくわけですが、何が起こるか予想ができなくて興味を惹かれ、最後まで楽しむことができました。
 惜しいのは、悪役が小物すぎることもあって最終的には終末ものとしての魅力がいまいち薄くてスケールが比較的小さめに感じてしまうことかな……とはいえメインキャラ達の内面の描き方が良くて、面白さは充分でした。
 水島努監督は当たり外れの幅が非常に大きい監督だと感じているのですが、この作品は当たりの方に入ると言ってよいのでは。
 メインの女の子たちの中ではギャルの子とおかっぱの子が可愛くて良かった。


転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます
 同一ファンタジー世界内での転生物。ある王国の第七王子に転生した主人公が偏執的に魔術を探求しようとする姿を描いた話です。主人公がショタとして可愛い見た目に描かれていることと、ド派手な魔術バトルが魅力という感じのアニメでした。
 コミカライズのクオリティが非常に高いだけにどうなるかと思っていましたが、アニメもしっかりバトルシーンの迫力はありましたし、アニメはアニメでいい出来になっていて何よりでした。
 誰が大ピンチに陥っていようが主人公が出てくれば全て解決するということが分かりきっているので安心感があり、気持ちがいいですね。
 1クールだけではキャラの掘り下げがまだまだなので、続きがあると嬉しいかな。


デート・ア・ライブⅤ
 5期のヒロインはまさかあの人だとは……今思えば、カンの良い人なら1期の最初から気づきそうな伏線は張られていたんですね。
 自分はこういうのに鈍いので主人公と同じタイミングで真相に気づきます。今回だけでなく、ミステリーとか叙述トリックとか、そういうものも全部そうです。ある意味幸せなのだろうと思いますが。

 この5期は主人公および敵の過去と、その目的について深く描かれ、これまでのクールと比べてもシリアス度が非常に高くて重い物語でした。そのため見るのに気合は必要でしたが、面白さは充分で、主人公の士道が精霊をデレさせるという筋はしっかり通していたのはさすがでしたし、バトルも人物描写も見ごたえがあって良かったです。
 精霊にまつわる伏線はすべて回収され、ものすごく綺麗に大団円を迎えた物語は見ていて感無量でした。

 でも個人的にはもう少し後日談のようなものが見てみたいかな。5期は始原の精霊がクローズアップされたエピソードだっただけに、最後に十香がメインのお話で締めて欲しい気持ちが強いですね。一応最後にちょっとだけそういう描写はありましたけど。
 原作未読なので分かりませんが、この続きはあるのだろうか……物語としては完璧に終わっているだけに微妙なところですが、個人的には後日談的なエピソードが欲しいです。


変人のサラダボウル
 異世界からファンタジーキャラ達がやってきて現代日本で暮らすタイプの日常コメディ作品。こういう設定は結構好きなのでこの作品も楽しんで観ました。
 群像劇的なコメディとして作られていて、エピソードごとに視点がいろいろなキャラに移っていました。
 主人公である探偵と姫のコンビは見ていて微笑ましい感じでまったり楽しめましたが、彼ら以外の女性キャラの面々は非常に個性的で、内容も結構アクが強かった。特にホームレス女騎士のパートは見ていて不安になるし現代社会の闇も結構描かれていましたが、それでもどのエピソードも最終的には笑える内容になっていたのがなかなか興味深かったです。
 女性キャラのデザインが萌え度が高くて好みだったので、そういう意味でも気に入りました。舞台である岐阜の地域性もわりと描かれているようでしたし、ご当地アニメとしても結構出来が良いのでは。


無職転生Ⅱ 第2クール
 有名な異世界転生ものの第2期、その後半部分が春クールに放送されました。
 この作品はなろう系のヒット作ではありますが、主人公がかなり苦難にさらされるし、あまり無双もしませんし、ストーリーもこのクールは特にシリアスかつ重いので、観るのに少々気合が必要でした。
 しかし観てしまえばもう本当に面白く、このクールでは父親パウロとのことをはじめ、主人公と家族の関係とその愛情が丁寧に描かれていて引き込まれました。
 戦闘シーンは見ごたえがありましたし、ヒロインであるシルフィやロキシーの描き方も丁寧で良かったです。
 特に主人公の師匠ロキシーがようやく本格的な再登場とあって、彼女がこの作品では個人的に一番好きなので、とても満足しました。
 この続きも制作されるとのことで、今から楽しみです。


Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ
 なろう系のファンタジー作品で、主人公とヒロインの声優が「ゼロの使い魔」と同じであったことや、釘宮理恵さんの主題歌が話題になっていました。
 この作品は異世界転移物ではありますが、主人公がファンタジー世界から別のファンタジー世界に転移するという一風変わった設定でしたので、物珍しさを感じました。
 内容としては、主人公が強大な力を思いがけず手に入れて、出会ったヒロインやその他の女性たちと共同生活をしていくという感じでしたが、それなりの見応えがありました。
 展開に驚きは少ないですが、逆に言えば安心感がありますね。物語の舞台で起こっていること自体は結構シリアスなんですが、主人公のまわりの雰囲気はまったりしていて日常系っぽい緩さがあったのが特徴でしょうか。
 主人公の周りを引っ掻き回す嫌味な三枚目キャラである金髪勇者のほうが結構珍道中をしていて、そちらのパートも面白かったのが印象的でした。この手の作品ではこういうキャラはやられ役として使い捨てられることが多い中、いい感じにストーリーに活用されていたのは面白かったですね。



・まとめ
 以上が完走したアニメの感想となります。
春は大物のなろう系作品も多くて、見ごたえがあったと思います。
夏も個人的にはコミカライズを読んでいるなろう系作品のアニメ化が多いので、
それらを中心に楽しんでいこうと思っています。

 デートアライブの続きがあるのかどうかが本当に気になる……



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