アニメ

2024年07月18日

2024年春アニメ 感想

 ここ数年はXでアニメの感想を書いていたのですが、どうしても何ポストもかけてしまうような長文になるので、もうブログで書こうと思いました。
 今回からできるだけ毎クール、鑑賞した感想を書いて行こうと思います。



この素晴らしい世界に祝福を!3
 有名な異世界転生ものの3期ですが、キャラクターが非常に魅力的であるため、よほどのことがないかぎり面白いことが確約されているような作品であり、安心感がありますね。
 カズマがツッコミ役かつストーリーを動かす役として優秀であり、彼が各ヒロインの魅力を引き出しまくってくれるのが非常に良い。3期まで来るとめぐみんあたりはデレがだいぶ進んでいるので信じられないぐらい可愛いですね。
 そして、原作を読んでアイリス姫がアニメで登場するのを楽しみにしていましたが、3期でようやく登場。動く姿はとても可愛くて良かったです。
 3期のストーリー全体はダクネスがメインとして扱われる内容ですが、彼女の性癖の濃さの反面、本来の性格やバックボーンは非常に真面目なものであることがしっかりストーリーに反映されていて、ダクネスの魅力が充分に楽しめて良かったと思います。
 作画も質が高く、満足のいく3期でした。


終末トレインどこへいく?
 水島努監督によるオリジナルSFアニメ。終末とタイトルについてしますが、それほど終末感は無く、変異してしまった世界を鉄道で旅するロードムービー的な内容でした。
 女の子4人組が池袋駅を目指して西武池袋線の各駅(自分は乗ったことありませんが)で不思議な体験をしていくわけですが、何が起こるか予想ができなくて興味を惹かれ、最後まで楽しむことができました。
 惜しいのは、悪役が小物すぎることもあって最終的には終末ものとしての魅力がいまいち薄くてスケールが比較的小さめに感じてしまうことかな……とはいえメインキャラ達の内面の描き方が良くて、面白さは充分でした。
 水島努監督は当たり外れの幅が非常に大きい監督だと感じているのですが、この作品は当たりの方に入ると言ってよいのでは。
 メインの女の子たちの中ではギャルの子とおかっぱの子が可愛くて良かった。


転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます
 同一ファンタジー世界内での転生物。ある王国の第七王子に転生した主人公が偏執的に魔術を探求しようとする姿を描いた話です。主人公がショタとして可愛い見た目に描かれていることと、ド派手な魔術バトルが魅力という感じのアニメでした。
 コミカライズのクオリティが非常に高いだけにどうなるかと思っていましたが、アニメもしっかりバトルシーンの迫力はありましたし、アニメはアニメでいい出来になっていて何よりでした。
 誰が大ピンチに陥っていようが主人公が出てくれば全て解決するということが分かりきっているので安心感があり、気持ちがいいですね。
 1クールだけではキャラの掘り下げがまだまだなので、続きがあると嬉しいかな。


デート・ア・ライブⅤ
 5期のヒロインはまさかあの人だとは……今思えば、カンの良い人なら1期の最初から気づきそうな伏線は張られていたんですね。
 自分はこういうのに鈍いので主人公と同じタイミングで真相に気づきます。今回だけでなく、ミステリーとか叙述トリックとか、そういうものも全部そうです。ある意味幸せなのだろうと思いますが。

 この5期は主人公および敵の過去と、その目的について深く描かれ、これまでのクールと比べてもシリアス度が非常に高くて重い物語でした。そのため見るのに気合は必要でしたが、面白さは充分で、主人公の士道が精霊をデレさせるという筋はしっかり通していたのはさすがでしたし、バトルも人物描写も見ごたえがあって良かったです。
 精霊にまつわる伏線はすべて回収され、ものすごく綺麗に大団円を迎えた物語は見ていて感無量でした。

 でも個人的にはもう少し後日談のようなものが見てみたいかな。5期は始原の精霊がクローズアップされたエピソードだっただけに、最後に十香がメインのお話で締めて欲しい気持ちが強いですね。一応最後にちょっとだけそういう描写はありましたけど。
 原作未読なので分かりませんが、この続きはあるのだろうか……物語としては完璧に終わっているだけに微妙なところですが、個人的には後日談的なエピソードが欲しいです。


変人のサラダボウル
 異世界からファンタジーキャラ達がやってきて現代日本で暮らすタイプの日常コメディ作品。こういう設定は結構好きなのでこの作品も楽しんで観ました。
 群像劇的なコメディとして作られていて、エピソードごとに視点がいろいろなキャラに移っていました。
 主人公である探偵と姫のコンビは見ていて微笑ましい感じでまったり楽しめましたが、彼ら以外の女性キャラの面々は非常に個性的で、内容も結構アクが強かった。特にホームレス女騎士のパートは見ていて不安になるし現代社会の闇も結構描かれていましたが、それでもどのエピソードも最終的には笑える内容になっていたのがなかなか興味深かったです。
 女性キャラのデザインが萌え度が高くて好みだったので、そういう意味でも気に入りました。舞台である岐阜の地域性もわりと描かれているようでしたし、ご当地アニメとしても結構出来が良いのでは。


無職転生Ⅱ 第2クール
 有名な異世界転生ものの第2期、その後半部分が春クールに放送されました。
 この作品はなろう系のヒット作ではありますが、主人公がかなり苦難にさらされるし、あまり無双もしませんし、ストーリーもこのクールは特にシリアスかつ重いので、観るのに少々気合が必要でした。
 しかし観てしまえばもう本当に面白く、このクールでは父親パウロとのことをはじめ、主人公と家族の関係とその愛情が丁寧に描かれていて引き込まれました。
 戦闘シーンは見ごたえがありましたし、ヒロインであるシルフィやロキシーの描き方も丁寧で良かったです。
 特に主人公の師匠ロキシーがようやく本格的な再登場とあって、彼女がこの作品では個人的に一番好きなので、とても満足しました。
 この続きも制作されるとのことで、今から楽しみです。


Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ
 なろう系のファンタジー作品で、主人公とヒロインの声優が「ゼロの使い魔」と同じであったことや、釘宮理恵さんの主題歌が話題になっていました。
 この作品は異世界転移物ではありますが、主人公がファンタジー世界から別のファンタジー世界に転移するという一風変わった設定でしたので、物珍しさを感じました。
 内容としては、主人公が強大な力を思いがけず手に入れて、出会ったヒロインやその他の女性たちと共同生活をしていくという感じでしたが、それなりの見応えがありました。
 展開に驚きは少ないですが、逆に言えば安心感がありますね。物語の舞台で起こっていること自体は結構シリアスなんですが、主人公のまわりの雰囲気はまったりしていて日常系っぽい緩さがあったのが特徴でしょうか。
 主人公の周りを引っ掻き回す嫌味な三枚目キャラである金髪勇者のほうが結構珍道中をしていて、そちらのパートも面白かったのが印象的でした。この手の作品ではこういうキャラはやられ役として使い捨てられることが多い中、いい感じにストーリーに活用されていたのは面白かったですね。



・まとめ
 以上が完走したアニメの感想となります。
春は大物のなろう系作品も多くて、見ごたえがあったと思います。
夏も個人的にはコミカライズを読んでいるなろう系作品のアニメ化が多いので、
それらを中心に楽しんでいこうと思っています。

 デートアライブの続きがあるのかどうかが本当に気になる……



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2016年04月14日

2016年冬アニメ 感想

久々にアニメの感想でも書いてみようかと思います。
冬は9作品を最後まで視聴しました。
タイトルの左側のマークは個人的な評価です。

◎すごく面白かった
◯面白かった
▲ふつう
△いまいち
☓つまらなかった


◯プリンス・オブ・ストライド オルタナティブ
ストライドという架空のスポーツを題材にしたスポ根青春アニメ。
原作はオトメイトから発売された乙女ゲーです。
ストライドは、要は市街地をコースに見立てた障害物競走(パルクールみたいなものですね)を
リレーで行う、というもののようです。

内容はとても王道的なスポーツ物。
長身美形の男性キャラ達が、それぞれのモチベーションを元に
仲間たちやライバル校の選手たちと切磋琢磨し合いながら成長してゆく話です。
名選手である兄へのコンプレックスからストライドをやめた経験を持つ陸のエピソードなどは
過去エピソードを絡めた葛藤の表現が上手く、とても良い具合に感情移入できました。
キャラクターの描き方は丁寧で、部員たちの掘り下げはみんなしっかりしていましたし
少なくとも主人公たちの所属する方南学園の選手たちは良い奴ばかりで心地よかったです。
他校にはやられ役のキャラなどもいますが、基本的に目立つキャラクターは
味のあるキャラばかりで、やりとりを見ていて退屈することはありませんでしたね。

主人公の女の子はリレーショナーという、走者に無線で指示を出すポジションで、
部員たちのサポート役として成長していきます。
この主人公もなかなか可愛かったですね、アニメだと陸が主人公格に引き上げられているせいで
かなり影が薄くなってしまっていたりしますが、
まあ目立つ回はあるし、重要な役割も持っていて良かったと思います。
終わり方に賛否はあるかもしれませんが、綺麗にまとまっていてグッドな作品でした。
爽やかで気持ちの良いスポーツ物でした、キャラがみんな必死に頑張っているのが良い……
あと、レースシーンのアニメーションがとてもスピード感あるものに仕上がっていたのも素晴らしかった!
総合的に見て良作でした。男性が見ても充分に楽しめると思います。




◯蒼の彼方のフォーリズム
これも架空スポーツ物。フライングサーカスという架空の競技を題材にしたスポ根青春アニメです。
エロゲ原作。
FCというスポーツは、グラシュという靴で空を飛んで、一対一でポイントを競い合う内容。
ポイントはチェックポイントを先に通過するか相手の背中をタッチするかで加算されるルールのようで、
レースと格闘技を合わせたような展開が楽しめるようになっていますね。

内容は王道的なスポーツ物で、天真爛漫な性格をした転校生ヒロインがFCにハマり、
それを元選手である主人公がサポートしていく、という流れ。
ヒロインたちが他校のライバルたちと競い合い、敗北やコンプレックスを前にして葛藤し、
それを乗り越えて選手として成長してゆく、みたいな感じ。
試合シーンは女の子たちが体のライン丸出しのぴったりしたウェアで戦うので華やかでいいですね。
ロングヘアのキャラが髪をまとめないのはなぜかとか、エロゲ原作のアニメにそういう突っ込みをするのは
野暮ってもんでしょう、ええ。
主人公は無線でヒロインたちに戦術を指示する役割をこなします。
……字面だけ見ると、ストライドと男女の役割が逆転しただけなんだが!?
偶然なんでしょうけど、すごい偶然だw
まあ、あれと違ってコーチ役もやってましたけどね。

ともあれ、練習や試合のシーンのひたむきな女の子たちの姿は見ていて気持ちよく、
メインヒロインの明日香だけでなく、他のキャラたちもそれぞれの理由で
FCというスポーツと真剣に向き合うようになってゆく姿がとても印象的でした。
作画もよかったと思いますし、萌え的にも燃え的にも楽しめるアニメだなあと感じました。

ところで、第一話で佐藤院麗子というお嬢様風のキャラがサブキャラの男を負かして、
麗子が勝ち誇って高笑いするシーンがありましたが、
ここを見たとき、この負けた男がものすごくうらやましかったです……
Mな人なら分かってくれるはず、きっと。佐藤院さんの華やかな容姿と得意気な表情がたまらなかったです。
ぶっちゃけこのシーン見て視聴継続を決めたし!
見終わった今は、純粋にスポーツ物として面白かったと思っていますけどねw




▲アクティヴレイド -機動強襲室第八係-
近未来の日本を舞台に、パワードスーツを身にまとって凶悪犯罪者を取り締まるという
警察内の特殊部隊を主役にしたアニメです。
主要メンバー達は全員社会人となるわけですが、そのわりにパトレイバーみたいに大人大人した雰囲気でなく
子供向けのノリを混ぜ込んだようになっていて、明るさとシリアスさがバランスよく表現されたアニメでした。
これ、どっちかというと設定的にもパトレイバーよりメタルジャックを思い出す人が多そうですね。

しかし、警察として犯罪者に対して強力な武装を使用したりする前とか、
作戦を決行しようという段になったときとかに、行政の許可を得なければならないとか
自衛隊や行政との駆引きが表現されていたりとか、そういう生々しい部分があって
しかもそれがキャラクターの掘り下げやストーリー進行に繋がっていたりするのが印象的でした。

扱いの大きいキャラクターはいますが、これが主人公、とハッキリ言えるキャラはおらず、
ダイハチというチーム全体が主役のような形で話作りがされています。
スポットの当たるキャラが毎回違ったりするので、一話完結の楽しさがある作品と言えそう。
ネットを通じて犯罪者を仕立てあげたりして暗躍する犯罪組織の描写など、
今風の作品作りがされているなあ、と感じました。
過去の警察アクション物のアニメとの差別化が随所に感じられますね。

今風の設定ではありますが、アニメとしては90年代風の作風が感じられるのでどこか懐かしい。
アクションシーンの出来もよいので、なかなかに楽しめる作品でした。
二期もすでに決定しているということなので、まだ今後が楽しみな作品ですね。




▲ノルン+ノネット
壮大な世界観を持つシリアスなSF作品。
世界設定はとてもゲーム向きのものでしたので、よくアニメ、それも1クールでまとめたなあ、
と全体の構成に感心してしまいました。

ノルンという巨大な飛行物体の中で、特殊能力を持つ少年少女たちが共同生活しながら
とある目的地を目指して旅をしてゆく話ですが、
中盤以降は驚愕の事実が次々に明らかになり、壮大な展開になっていきます。
主人公はこはるという少女ですが、
男女カップルが複数成立する群像劇的な内容になっていて、
複雑な人間関係が楽しめるようになっていました。

なにを言ってもネタバレになりそうなタイプの作品なのであれですが、
とりあえず、すごくスッキリとまとまっていて、最後はすごく気持ちのいい充実感を味わえました。
これゲーム版やってみたいなあ、と思わされましたね。
なにげに主題歌やBGMの質がものすごく高かったのも好感。
壮大な世界観だけに、いい雰囲気を作ってくれていたのは高く評価したいです。




▲だがしかし
駄菓子と駄菓子屋を題材にした日常アニメ。
実在の駄菓子がいろいろ出てくるので楽しいですね。
キャラデザが独特で、キャラクターがみんな三白眼気味なのが気になりますが
しかし二人いる女の子はどっちも魅力的でした……
ほたるという駄菓子大好きな社長令嬢という濃いキャラがいますが、
この人の日本人離れしたスタイルの良さは毎回眼福でした。

毎回安定してそこそこの面白さを味わわせてくれましたが、
突出したものもなかったので、あまり言うべきことがありませんね。




▲大家さんは思春期
女子中学生の大家さんがいるアパートを舞台にした日常コメディ。
大家さん見た目からしてマジ可愛いし、しかも世話好きで家庭的だし、
家庭的すぎておばあちゃんみたいな趣味になっちゃってるのが異常に可愛い。
性格的にも嫌味な部分が皆無で、これは成長を見守りたい感じの子ですねぇ。

日常物としては安定した出来でしたが、
しかしいかんせん2分という放送時間は短すぎた……
芳文社とはいえ、きらら原作でないと扱いは悪くなってしまうのか。
原作は巻数が充分に出ているのですし、30分でやって欲しかったですね。




▲魔法少女なんてもういいですから
これもショートアニメですね。
魔法少女物ですが、このジャンルを全力で皮肉ったようなアニメです。
主人公の女の子は変身はするけど戦う相手がいないので、
相方の謎生物と漫才をするアニメになってしまっています。
しかし会話の切れ味がいいので面白いですね、
主人公の父親の会社員描写はなかなかに爆笑モノでしたw




△少女たちは荒野を目指す
高校生たちがゲームサークルを結成して商業エロゲーを制作する、
その苦難の日々を描いた作品、という感じでした。
アニメ放映後に発売される予定のゲーム版のシナリオを田中ロミオ氏が担当している
ということもあって、氏の過去作品が好きな身としては
これはアニメを楽しんで、その勢いでゲームも買って存分にプレイしよう!
となったのですが、結論から言えばアニメはあんまり面白いとは思えませんでした。
最初の2話までは主人公の文太郎のコミュ力の高さが
小気味良く表現されていて気持ちよかったですし、
メンバーが集まってゆく過程や、メンバー達のキャラクターの掘り下げなども興味を引いてくれたのですが
3話以降はありきたりなトラブルイベントを繋げているだけの展開で新鮮味がまるでなかった。
これホントにロミオ氏が考えたプロット通りの話なのかなぁ、とか思いながら見てました。
エロゲー業界あるあるネタとかはありましたが、見せ方がうまくないのか
へー とか ふーん という感想で終わってしまう……
自分がもともとエロゲーマーだから新鮮な驚きがなかったという面もあるかもしれませんが……

ともあれ惰性で最後まで見ましたが、しかし終盤の衝撃の展開はなかなかのもので
キャラクター達の心情を興味深く見ることはできましたし、
幼なじみの夕夏の心情の変化などは見てて可愛いと思いました。
まあ最終的には楽しめなくもない出来だったかな? みたいな。
でもロミオにしてはイマイチだなあと思ったので購入予定だったゲーム版は買いませんでした。
自分限定の話ですが、出来の悪いアニメを先に放送したのが凶と出たな! みなとそふと!




△ハルチカ~ハルタとチカは青春する~
学園青春吹奏楽アニメかと思って見始めたら日常ミステリー物でした。
吹奏楽の描写は重要ではありますがメイン要素ではなく、
ミステリーを解き明かしていくことで表現される十代の少年少女たちの青春期らしい葛藤、
みたいなものが主な面白さなのかなーと思いつつ見てました。
持ち前の元気さと勢いで他のキャラクターたちにぐいぐい食い込んで解きほぐしてゆくチカ、
聡明さを武器にミステリーを解き明かしてゆくハルタ、という取り合わせはバランスが良いですね。
Q.E.D.という推理漫画がありますが、キャラの役割的にはあれと似た感じがするかな?

キャラデザも魅力的で、声優さんたちの演技もよく、美術的にも出来がよかったです。
それでなんでこの評価なのかというと、なんか感情移入し切れない内容だったからなんですね。
アニメの一話一話の内容自体は後で思い返すと味わい深そうなエピソードだったんだなあと思えるんですが
それが視聴中は伝わってこないです。
たぶんこれ一話一話に原作の内容詰め込みすぎてるんじゃないですかね。
原作読んでないので推測ですけど。
一話の尺が倍だったら、きっともっと良い作品になっていたのではないかと思います。
吹奏楽描写の添え物っぷりも、もう少し緩和されたのでは……さすがに大会すっ飛ばしは萎えた……
チカちゃんの暴走機関車みたいなお馬鹿さ加減がとても可愛かったのでもったいない。
正直、途中からはストーリーには期待せずにチカちゃんと芹澤さんの可愛さを観賞するためだけに見てました。
久々に吉田玲子脚本作品で面白くないと感じるものに出会ってしまった。




という感じです。
冬は、自分が見ていた範囲では突出した作品はありませんでしたが、
光るものがある作品は充分あったように思えました。
日常物がショートアニメばかりだったのが惜しかったかなー
でも、スポ根モノでいいものがあったのは良かったです。
世間では、この素晴らしい世界に祝福を! などが評判よかったみたいですね。

春は好きな漫画がいくつもアニメ化されているので、それらを中心に楽しんでいきたいと思います。
特に「少年メイド」は女性向けですが、男でも楽しめる良質なハートフルストーリーなので
丁寧にアニメ化してほしいなぁー、などと思っております。


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2015年10月03日

2015年夏アニメ 感想


今期のアニメもだいたい終了しましたので、
全話視聴した作品について、感想を書いておこうと思います。

タイトルの左のマークは個人的な評価です。

◎すごく良かった
◯良かった
▲普通
△いまいち
×ダメ



◎のんのんびより りぴーと
田舎を舞台にした日常癒し系アニメ、その2期が本作ですが
文句なしですね。
1期と比べると時系列が読み取りづらくなっているせいで四季の移ろいを味わう楽しさが
少し薄れているぐらいで、それ以外は登場人物同士のかけあいの楽しさをはじめ、
さりげない優しさから伝わってくる、大人たちの深みのある人間性、
背景美術と音楽の質の高さ、そして間の取り方の絶妙さが演出する空気感の心地よさなど、
作品の長所が存分に出ていて、1期より進化していた部分も多かったです。
癒されたり感動したり、笑ったりしているうちに1話1話は退屈を感じることなく終わり、
あとに心地よさが残ります。
タイトル通りのんびりした雰囲気が素晴らしく、不快な気持ちになることはまったくありませんでしたし、
浸るように楽しめますね。
これは名作です。



◎城下町のダンデライオン
九人きょうだいの中から次期国王を選挙で決める、
きょうだいは全員超能力を持っている、
そんな設定ながら舞台は普通の日本にしか見えない、
と、色々と設定がフリーダムな作品でしたが、本質的には明るいホームコメディであり、
きょうだいそれぞれの内面を掘り下げて魅力を引き出して見せつつ、精神的な成長を描いた作品でした。
主人公は茜なんだろうけど実質的には群像劇に近い内容。

全編通して、とても楽しく見ることができるアニメでした。
それというのもキャラクターの描き方がすごく良いのです。
みんな過去のわだかまりや抱えている葛藤を乗り越えながら、
選挙、そして国王になるということに対して真剣に向き合うことになるのですが、
その姿からは精神的な成長を感じることができるので、見ていてとても気持ちがいいです。
一番下の二人を除いては、ちょうど子供から大人に変わろうとしている年代のキャラばかりであるだけに
そのあたりをテーマとして捉えると、深いメッセージ性の込められた作品と見ることもできます。

九人もいるのに全員しっかりと魅力が引き出され、誰一人として印象の薄いキャラがおらず
十二話まで見ていくうちに、全員に深く感情移入することができていました。
キャラの魅力を引き出しながら面白いコメディや心暖まるシーンなどを描いてくれているので、
それも当然ですね。
ストーリー的にも十二話で綺麗にまとまっており、構成は完璧と言っていいでしょう。
コメディ色の強い作品ではありますが、要所でのシリアスなシーンではしっかり暖かい感動を与えてくれますし
それがストーリー全体を引き締めている感じがします。
不満点は、最終話で主人公である茜の演説を聞きたかったなーというぐらいですね。
よくできた作品にはよくあることなのですが、終わってしまうことが寂しいと感じました。
作画も最後まで良かったですし、とても満足しました。

なにげに、二期への色気を見せたりせずに非常に綺麗にまとめているのもポイント高いです。



◯がっこうぐらし!
日常モノに見せかけてゾンビもののサバイバルアニメであった本作。
1話が出落ちに近い内容だったので、その後失速しないかと心配でしたが、
まあ最後までまずまず面白さを保ったまま終わったんじゃないでしょうか。

終盤は地下施設の存在が明らかになるなど、ゲームの終盤みたいなドキドキする展開がありましたし
誰か死ぬかもしれないという雰囲気が常に保たれており、最後まで緊張感があったと思います。
極限状態の中でも明るく日常を送ろうとする女の子たちの姿は結構可愛かった。

ただ、あんまし日常部分の出来がよくないです。
そういうパートは、第一話が特に顕著ですが、セリフ回しに工夫がないのか
キャラの魅力が出てないし退屈な会話や展開が続くばかりで面白くない。
そのあたりが最大の欠点でした。

でもまあ学校という舞台に主題を置いて卒業まで描き切ったところは、よくまとめたなと思いますし
後味は悪くなかったです。
ただ、二期に含みを持たせた終わり方にするのはどうなのか……最後のシーンはいらなかった気がします。
あれで二期が実現しなかったら完全に蛇足シーンなんですが。



◯WORKING!!!
WORKING第三期。原作が完結しているだけに、このアニメ版も最後まで行くのかと思いきや
中途半端なところで終わってしまいました。なんか10月に特番で終わらせるみたいですね。

ファミレスを舞台にしたお仕事アニメも、三期ともなると人間関係も進展してきて
キャラ同士がカップルになったりして、見ててこっ恥ずかしいですね。
告白シーンとか普通にあるし。
主人公の宗太とまひるの二人だけでなく、サブカップルである佐藤と八千代のほうも見応えがあります。
ただ、二期まででキャラの掘り下げがだいたい済んでしまっており、
あとは関係の進展とか人間関係の変化、それに相変わらずのかけあいの楽しさなどを楽しむ感じの内容に
なっており、新鮮さはあまりないですね。安定して楽しめるとも言えるけど。
物語が明らかに終わりに近づいているのが感じられるので寂しさもありました。
ともあれ、あとは完結編に期待ですね。



◯わかば*ガール
『きんいろモザイク』と原作者を同じくするショートアニメ、
ということでノリもきんモザとかなり似ていますね。
箱入りで育てられた様子のお嬢様が、普通の女子高生に憧れているというのが肝でしたが
そのお嬢様のズレた行動や言動がギャグになり、友人たちがツッコむという流れが
まあ安定して面白かったですね。
メインキャラ四人ともそれなりにキャラが立ってて可愛かったですし、
ショートアニメであることがややもったいないなと思いました。
とはいえ、安心して見られる内容である反面、際立ったものがあるわけでもないので
30分だとダレるかもしれませんけどね。
ともあれ、肩の力を抜いて見ることのできる、楽しい作品でした。



◯聖闘士星矢 黄金魂-soul of gold-
春開始の作品でしたが、2週間に一度の配信だったので最近終わりました。
聖闘士星矢の派生作品といいますが、アイオリアをはじめ黄金聖闘士が一堂に会して
アスガルドで邪神相手に大暴れする内容でしたが、
なかなか聖闘士星矢らしさがあって、懐かしい気分になることができました。
さすがにベテラン声優ばかりで、ちょっと声が苦しそうな方もいましたが……

デスマスクやアフロディーテのような本編でいいところのなかったキャラについて、
好感の持てる一面や面白い設定などを盛り込んで活躍させてくれており、
アルデバランなんかもですが、冷遇されてた星座のキャラのカッコイイ姿を見たいのであれば
本作はかなりオススメです。
アフロディーテ超カッコイイですぞ!
何を隠そう自分は魚座ですので、本編の十二宮編放映時はそれはもうガッカリしたものですが
二十数年ごしに報われた気分になりましたw

あとはヒロインも可愛いですし、エインヘリアルという北欧神話の伝説を
黄金聖闘士たちの復活に絡めて話を展開させているあたり、かなり凝っていて面白かったです。
他にも北欧神話要素かなり出てくるし、本編のアスガルド編の流れもしっかり受け継いでいるので
アスガルド編好きだった人にもオススメ。
ただまあ、時系列的に、星矢たちが冥界で激闘を繰り広げていてアテナも死にそうってときに
アイオリアたちがアスガルドで命をかけて闘っているということに違和感は覚えましたが、
このへんは仕方ないとはいえ、最後までちょっと無理があるような気がしましたねぇ……
まあ、面白かったから別にいいかな!



▲それが声優!
駆け出し声優として頑張る三人のヒロインの成長を描いた、業界ものの作品でした。
業界人が原作をやっているだけあって生々しさがあり、業界の雰囲気を垣間見れるのが良いですね。
主人公たち三人はみんなタイプが違っていて、スタンダード、アイドル志向、子役出身、
と、色々な声優のあり方を見せようとしているのはすごく伝わってきましたし、
ユニットとしての活動を通じて三人が互いに影響を与え合いながら成長していったり
仲を深めていく様を見ていくのは楽しかったです。
仲のいい同士であっても、仕事を通じてシビアな関係になることもあったりするなど、
生々しいシーンがあったのも業界ものらしくて面白かったですね。
この業界で頑張ることの大変さと、報われたときのカタルシスがしっかり表現されており、
見応えのある作品でした。

しかし業界モノとして見た場合、ちょっと自分には鼻につく部分も多かったです。
あんまり他作品と比較して論評するの好きじゃないんですが、あえて例として挙げると
同じ業界モノでも、SHIROBAKOは業界の厳しさを綺麗な形で見せていた感じがしますが、
本作の場合、厳しさを嫌な形で見せてくるんですね。
とにかく悪習としか思えない決まり事が作中にどんどん出てくるし、最終話の査定という名の圧迫面接もどきは極めつけでした。
声優という職業自体に対しては、みんな頑張ってるんだなーと思いましたが、
業界や声優事務所に対するイメージはかなり悪くなりました。
「うわぁ……声優とか絶対やりたくねぇ」としか思えなかったです。
あるいは原作者の方はそういうイメージを視聴者に植え付けたかったのかなw
この作品見てると声優業界って意味の分からん悪習ばっかに見えて、すごい息苦しそうだし。

冗談はさておき、生々しさを表現するにもさじ加減は大事だなということを本作を見て学びました。
まあでも、これから声優になる人たちに業界の現実を知っておいて欲しいっていう意図がありそうだし
このアニメはこれで良いのかな。
主人公たちのキャラがよかったので全体的には面白かったと思います。
2期のありそうな終わり方になっていましたが、もしやるなら楽しみです。



△アルスラーン戦記
……まあ、序盤は面白かったですね。ハイ。
原作は昔読んで第一部まではたいへん面白かった覚えがあるので、
このアニメ化にはたいへん期待しておりまして、
実際に見てみると序盤は原作のいいところを丁寧に映像化していて好印象でしたし、
その後も毎週楽しみに見ておりました。

でも、だんだんと重要なセリフのカットだとか展開の改変などが目立ち始め、
おや? と感じてきたのですが、2クール目に入ったあとはもう、
アルスラーン戦記ってこんなもんだったっけ? とか思うようになりました。
なんか演出に不自然な部分も多いし、正直言って出来はよくなかったです。

終盤は尺がキツかったのかオリジナル展開多めになってました。
いや別に面白ければオリジナル展開もいいんですけどね、
アルスラーン戦記は構成も台詞もテーマもすごく練られていて奥深い面白さがあるので、
オリジナル展開が入ると、原作に忠実な部分との差が如実に出るというか、そんな感じでした。

作るのが大変であろう戦記物に挑戦してくれたのは嬉しいことですが、
終盤は凡庸なレベルの面白さしかなく、残念な気持ちになってしまいました。
すごくつまらないってわけでもないんですけどね。
銀河英雄伝説のOVAのように微に入り細に入り原作通りに作ってくれとまでは言いませんし、
テレビアニメの尺でそんな作り方は不可能なのは分かります。
が、もう少しなんとかならなかったのかなあ……と思います。
中途半端なところで終わってるけど、2期やるのかなあ。やるとしても見るか迷うことになりそう。




とりあえず以上です。
今期はのんのんびよりとダンデライオンが非常に出来が良く、たいへん満足できました。
反面、序盤だけ見ただけですぐ見なくなってしまった作品も多かったですが……
根気がなくなってきているのかな。
まあ、根気がなければ見続けられないような作品を無理に見ることもないかな。
ともあれ、個人的にはけっこう満足できたクールでした。

秋はゆるゆり3期、ご注文はうさぎですか??、小森さんは断れない!
といった日常モノの良質な作品が揃っているので期待しています。
小森さんは原作はとても面白いので、丁寧にアニメ化してくれることを祈りたいです。
他には物語シリーズの新作もあるようですし、すべてがFになる なんかも興味深い。
さらにはガンダムもあるようで、わりと豪華なことになりそうですね。
充実したクールになるよう願いたいところです。


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2015年08月30日

劇場版『デート・ア・ライブ 万由里ジャッジメント』   感想

アニメ『デート・ア・ライブ』の劇場版を観に行ってきました。
意外と地方でも上映してくれていてありがたいですね。
デート・ア・ライブはTVアニメではそこそこの小ヒットぐらいの立ち位置だと思っていたので
映画化は驚きましたが、好きな作品ではあるので新しいアニメーションを鑑賞できて嬉しかったです。

TVアニメ2期がまだ続編に含みを残す内容で終わっていたため、
劇場版が完結編か何かの形になるのかな、みたいなことも
ちらっと思ったのですが、
今回の劇場版はオリジナルヒロインを据えた、外伝のような内容のエピソードでした。
ちょうどゲーム版デート・ア・ライブと立ち位置は同じような感じです。
まあ原作続いてますしね。アニメオリジナル展開で終わらせるようなことは、
さすがにしなかったか。

では、ここからは内容に触れますので、少しスペースを空けてから感想を書いていこうと思います。
続きを読む

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2015年07月15日

今期(2015年夏)のアニメ展望

今期も新作アニメの第一話が出揃ってきたので、
第一話の感想および展望を書いていこうかなと思います。

タイトルの左のマークは期待値、および第一話の評価です。
◎おおいに期待できる
◯期待できる
▲そこそこ期待できる
△様子見
✕ダメそう



◎それが声優!
新人声優を主人公に、声優業界での成長を描いていくアニメのようですね。
いわゆる業界モノですね。
なんとなく見てみたんですが、第一話を見たら予想以上に本格的な内容に驚きました。
超有名声優が本人役として出演して声を当てていたり、なかなか意欲的なつくり。
アフレコの描写も非常にリアルで、すごく生々しさがありました。
大変そうな業界だなあと思わされますw
なんでも現役の声優さんが原作やってるらしく、この生々しさは納得ですね。

個人的には、真面目だけどちょっと天然ボケ入ってるショートボブのメガネっ娘
という主人公の女の子のキャラ付けがめっちゃ好みだったので最後まで絶対見ます。
いやーかわいいなー
親友になりそうなピンク髪の女の子も、思ったより全然嫌味のない良い子で好感持てたし
なんかキャラ萌え的にもエンタメ的にもすごく楽しめそうです。
今期はこれが一番楽しみな作品になるかも!
なにげにエンディングが凝ってるのも注目ポイント。予告がガンダムXを思い出した。



◎のんのんびより りぴーと
のんのんびよりの2期。
1期よりも前の話みたいですね、れんちょんの入学のエピソードでした。
2期のために原作者が話を書き下ろしたらしく、原作にない話らしいですが
話としては非常によかったですね、キャラクターの心情と行動の自然さが素晴らしい。

このアニメはゆったりとした雰囲気の日常モノですが、
1期もそうでしたが、とにかく間のとり方が絶妙ですね。
全体のテンポがゆるやかなのに、それがまったく退屈につながっておらず
むしろのんびりとした空気に心地よく浸ることができる。
1期からクオリティは下がっておらず、むしろ上がっている感すらありますので
安心して癒されることができそうです。



◯WORKING!!!
このシリーズももう3期ですね。人気ありますねー、
ファミレスを舞台にした日常物の四コマ漫画のアニメ化ですが、
とにかく個性的なキャラクター揃いだから人間関係が見ていて非常に面白いのと、
恋愛描写もあるので、ラブコメとしても楽しめるのがいいですね。
もう原作は完結していますし、アニメも今回で最後までやるのかな?
まあ、安定して楽しめるであろうシリーズですね。



◯わかば*ガール
『きんいろモザイク』の原作者の別作品のアニメ化。ショートアニメ。
原作が全一巻なのでショートアニメでやるわけですね。
これは原作読んだことはないですが、きんモザ同様にしっかりギャグが面白いですし
キャラクターも可愛いので、安心して萌えることができそう。
実際第一話は面白かったです。
ギャルな女子高生に憧れているお嬢様女子高生、っていうのはなかなかナイスなキャラ付けですね。



◯がっこうぐらし!
この作品は原作の1巻部分は読んだので、内容は知っていましたが、
原作とは入り方がだいぶ違う上、演出が優れていたので仕掛けの見せ方がより印象的でした。
かなりいい感じだと思います。
正直原作を知らずに視聴したかったですw

ただ、前半の日常描写がかなり退屈な出来だったのがネックですねぇ。
近年は優れた日常モノの萌えアニメが多くなっているだけに、よけい面白くなさが際立つ。
後半の仕掛けを活かすためにも、もうちょっと前半を日常モノとしても面白く仕上げて欲しかった。
つーか原作と脚本がニトロプラスのライターなんですが、似たような欠点を持ったエロゲーを
数年前に出してましたねぇ……この会社、成長しないなあ(ライター違うけど)
仕掛けに注力するのもいいですが、そこに至るまでが退屈なのはダメだと思います。

と文句も言いましたが、そういうことを言いたくなるのも作品として魅力を感じるからこそでした。
とりあえず2話以降の展開を楽しみにしたいと思います。



▲Charlotte(シャーロット)
異能力を持つ少年少女たちの青春モノなのかな?
主人公が他の誰かの体に意識を五秒間だけ移すことができる、という能力者で
それを使ってなかなか面白いことをしてましたが、
第一話の雰囲気を見る限り、日常はわりとコメディ的だったけど
シリアスになりそうな気配がするなあ。
登場人物の性格に結構クセがある感じがするというか、
特に妹のしゃべり方が狙ってる感じがするというか、ノリが結構独特な感じだった。

設定は面白いので、今後どういう能力者が登場して
どんなドラマが描かれていくのか、気になる作品ではありますね。
第一話時点では、まずまずかな? といった感じでしたが、
後半あたりに期待が持てそうなアニメだと思います。



▲城下町のダンデライオン
王様の子供である9人きょうだいの中から、次期国王を選挙で決める。
9人はそれぞれ特殊能力をひとつ持っており、それが王族の証である。
9人は常に監視カメラで見張られており、その日の行動がニュースになったりもする。
という、なんかいろいろ設定詰め込みまくった日常ものの萌えアニメですね。
萌え四コマ原作としては、萌えよりもドタバタコメディに寄ったタイプだと思います。
古き良き日常コメディを思い出すような雰囲気。
きららミラク掲載なのでいちおう原作読んだことはあるんですが、
まさかこれがアニメ化するとは……
そんな人気あったっけかなあ。

しかし、いざアニメを見てみると、なかなかいい感じですね。
主人公の茜が、注目されるのを嫌がる内気な性格であることが、設定と相性がよくて
かなり可愛く感じます。
一風変わった日常物として、きょうだい間の人間関係を楽しんでいけそう。
みんな仲良さそうですけど、同時に選挙ではライバルなわけで、葛藤がありそうですからね。
しかし、こんな設定なのに舞台設定が現代日本風なのが謎だ……
いかにもミラクといった感じの尖った作風ですね。
まあ、ミラクからのアニメ化が相次いでいる理由はそのへんにあるのかもしれませんが。



▲Classroom☆Crisis
SF学園アニメなのかな。なんか戦闘機みたいのに乗って宇宙を飛んで、人質救出作戦をやってたけど。
脚本が丸戸史明氏みたいで、さすがというべきか、キャラクターがかなりクセのある感じ。
主人公が先生っていうのはこの人らしい設定だと思いましたけどね。
リストラを目的にやってきたという転校生が話を動かしていきそうですが、
近未来SFでありつつ企業モノでもありそうで、なかなか面白そうです。



△干物妹!うまるちゃん
おかしい、原作はとても面白く感じたのだが、アニメはいまひとつに感じる。
テンポがよくないからか? 演出も平坦だからなのか?
思い起こしてみれば原作読むときはパッパッと読んでユルさを楽しんでいた気がするし、
短くまとまったエピソードを手軽に読んでいくのが楽しい作品だったのかもしれない。
じっくり30分アニメでやられるとダレるのかなぁ……
でもまあ、それなりには楽しかったので、いちおう見ていこうと思います。
うまるちゃんは可愛かったです。




いやー今期もなかなか面白そうなものがありますね。
現状、『それが声優!』が面白いなあ、やっぱり業界モノはリアリティとキャラクターが大事ですが
どちらの要素も充分すぎるクオリティでしたし。
あとはダンデライオンが予想以上に面白くて嬉しい驚きでしたし、
のんのんびより2期も相変わらず素晴らしい。やはり吉田玲子脚本にハズレはない……
他にも気になるものがあったら見ていきたいですね。


01:03|この記事のURLコメント(0)トラックバック(0)アニメ  このエントリーを含むはてなブックマーク  mixiチェック
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